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高校生の創造力が花開く!全国フラワーデザインコンテストで兵庫と愛知の高校生が大臣賞を受賞

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デザイン
フラワーデザイン・ガーデニング
報道発表
 (プレスリリースより)

フラワーデザインの世界に新たな風が吹き込まれた。公益社団法人日本フラワーデザイナー協会(NFD)主催の「第20回NFD全国高校生フラワーデザインコンテスト」が名古屋市で開催され、若き才能たちが競い合った。今年のテーマは「多様性」。持続可能な素材の活用や環境への配慮が評価ポイントとなり、次世代のフラワーデザインの可能性を探る場となった。

栄えある文部科学大臣賞に輝いたのは、兵庫県立有馬高等学校の板谷由菜さん。「由縁」と題された作品は、細い竹を古木の上に浮かせるという斬新な構造で、モダンな表現を追求した。一方、農林水産大臣賞を受賞した愛知県立豊田北高等学校の八木野の花さんは、「個性の交差」という作品で、様々な形の花を調和させることで多様性を表現した。

コンテストには全国から15校が参加し、35点の「アレンジメント作品」が出展された。会場では白熱した作品制作が行われ、若きデザイナーたちの創造性が存分に発揮された。惜しくも入賞を逃した学生たちも、プロのフラワーデザイナーから直接講評を受け、貴重な学びの機会となった。

NFD理事長の西村好正氏は、「今回のコンテストは、次世代を担う若者たちの創造性を引き出し、SDGsへの意識を育む重要な機会となった」と評価。今後、エコ素材やリサイクル・リユース素材を活用した作品がさらに増えていくことへの期待を示した。

フラワーデザインは単なる装飾にとどまらず、環境問題や社会の多様性を表現する芸術としての側面も持つ。今回のコンテストは、若い世代がこうした課題に真摯に向き合い、花を通じて自らの思いを表現する場となった。日本のフラワーデザイン業界の未来は、こうした若い才能たちの手に委ねられている。

なお、12月15日(日)には一般公開日として『NFDフラワーデザインワークショップ~多様な素材でつくるクリスマスのドア飾り~』が開催される。高校生と来場者が共に創造性を育む特別な機会となるだろう。フラワーデザインに興味のある方は、ぜひ足を運んでみてはいかがだろうか。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000009.000111675.html