高校生の英語力が光る!第16回IIBC高校生英語エッセイコンテスト、最優秀賞は埼玉の2年生が受賞
国際ビジネスコミュニケーション協会(IIBC)が主催する「第16回IIBC高校生英語エッセイコンテスト」の表彰式が、11月23日に国際連合大学で開催された。今年のテーマは「つながる心、広がる世界~コミュニケーションを通じた響きあい~」。過去最多の応募数を記録し、個人部門では179校から330作品、団体部門では47校から2,863作品が寄せられた。
最優秀賞に輝いたのは、さいたま市立大宮国際中等教育学校2年の古賀杏奈さん。古賀さんは受賞コメントで、「アメリカ人の友人との交流で体験した価値観の違いや、それに対して感じたモヤモヤについて書いた」と語り、エッセイを通じて「違いを超えた友情には何が必要か」という問いに対する答えを見出したという。
個人部門では、最優秀賞のほか、優秀賞1名、優良賞1名、特別賞5名、日米協会会長賞3名、アルムナイ特別賞1名が選出された。受賞者には副賞として、テンプル大学ジャパンキャンパスの「高校生から始めるカレッジイングリッシュ講座」受講と「TOEIC Listening & Reading公開テスト」の無料受験が贈呈された。
審査員には、東京国際大学教授の松本茂氏や桜美林大学名誉教授の馬越恵美子氏など、教育界の著名人が名を連ねた。また、団体部門では45校が奨励賞を受賞。全国各地の高校が名を連ね、英語教育への熱心な取り組みが窺える。
このコンテストは、高校生に異文化交流の経験を英語で表現する機会を提供することを目的に2009年から開催されている。グローバル化が進む現代社会において、若い世代の国際的なコミュニケーション能力の向上は重要な課題だ。本コンテストは、そうした社会のニーズに応える取り組みとして注目を集めている。
IIBCは「人と企業の国際化の推進」を基本理念とし、グローバルビジネスにおける円滑なコミュニケーションの促進を目指している。TOEIC® Programの実施・運営を通じて、日本の英語教育と国際化に貢献している。
高校生たちの熱意あふれる英語エッセイは、未来の国際社会を担う若者たちの可能性を感じさせるものだ。今後も、このようなコンテストを通じて、日本の高校生の英語力と国際感覚が磨かれていくことが期待される。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000177.000051295.html