名古屋芸術大学が2025年2月15日から24日まで、愛知県北名古屋市の西キャンパスで「第52回 名古屋芸術大学大学院卒業・修了制作展」を開催する。この展示会は、学生たちが4年間または2年間の学びの集大成として、自らの創造力と技術を結集した作品を発表する場だ。

展示される作品は、美術、デザイン、芸術教養の各領域から、日本画、洋画、現代アート、ヴィジュアルデザイン、カーデザイン、文芸・ライティングなど、多岐にわたる。これらの作品は、現代社会に対する学生たちの鋭い洞察と、彼らの情熱が結実したものとなっている。

本展の見どころは、単なる学生作品の展示にとどまらない。期間中には、著名なゲストを招いての記念講演会も予定されている。2月16日には、コスチューム・アーティストのひびのこづえ氏による「ふくであそぼ」、23日には芸術文化観光専門職大学准教授でダンサーの木田真理子氏による「線を残すことと可能性をひらくこと」と題した講演が行われる。

また、会場では卒展限定のNUA ART SHOPが開設され、在学生やOBによる様々なアート作品の販売も行われる。週末には音楽領域の学生によるウィークエンドコンサートも開催予定だ。

さらに注目すべきは、3回目の開催となる名古屋芸術大学チャリティーオークション。学生主催のこのイベントでは、売り上げの一部が社会貢献に充てられる。昨年は40作品が出品され、5万円以上がポリオ根絶のために寄付された。

そして、16年目を迎える学生企画のラジオプロジェクト「ア"ーッ！ラジオ」も見逃せない。アートや音楽、ラジオドラマなど、多彩な番組が動画やラジオ形式で配信される。

名古屋芸術大学副学長兼芸術学部長の萩原周氏は、「本展は学生たちの成長と新たなスタートを祝福する場であり、来場者の皆様と共に創造の喜びを共有する貴重な機会です」と語る。未来を担う若きクリエイターたちの熱意あふれる作品群は、来場者に新たな視点と感動を提供することだろう。

入場は無料。平日は10時から17時まで、土日祝は18時まで開場している。芸術の息吹を肌で感じられるこの機会を、ぜひ見逃さないでほしい。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000004.000152151.html