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もうすぐ大阪・関西万博! 公募から生まれた万博マスコットたちを調査してみた ミャクミャク・トゥンクトゥンク

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これから開催される万博

日本国際博覧会(大阪・関西万博)

2025年4月13日から 10月13日の184日間にわたって開催される、大阪で3回目となる万博です。テーマは「いのち輝く未来社会のデザイン」。会場のシンボルとしてよく話題になるのが、「多様でありながら、ひとつ」を表現している「大屋根リング」ですよね。こちらは、完成時には世界最大級の木造建築物となるそうですよ。

そんな「大屋根リング」と合わせて、大阪・関西万博のシンボルとして活躍しているのが、マスコットキャラクターの「ミャクミャク」です。キャラクターデザインは公募によって選出され、1898点の応募作のなかから、デザイナー・絵本作家の山下浩平さんの作品に決定しました。

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開催が近づき、ポップアップショップを見かける機会も多い

また、愛称についても公募が行われ、33197点ものアイデアが寄せられました。「ミャクミャク」という愛称で最優秀賞を受賞したのは、川勝未悠さんと作田陽向さんのおふたり。そのため、「ミャクミャク」という名前には”「脈々と」という言葉がもつ、受け継いでいくというイメージ”と”命やつながりを想起させる「脈」”という、2つの愛称コンセプトがあるんですよ。

また、大阪・関西万博はロゴマークについても公募が行われ、応募総数5894作品のなかから「TEAM INARI(チーム イナリ)」の作品が最優秀賞に選ばれました。

ちなみに、気になる最優秀賞の賞金ですが、ロゴマークが300万円、キャラクターデザインが100万円、愛称が30万円でした。愛称公募の賞金については、マスコットの数にかかわらず、愛・地球博と同じ額面でしたね。

 

国際園芸博覧会(「GREEN×EXPO 2027」)

大阪・関西万博の次に、神奈川県横浜市で開催される万博。国際園芸博覧会が日本で行われるのは、1990年に開催された花の万博に続いて2回目となります。開催期間は2027年3月19日~2027年9月26日で、テーマは「幸せを創る明日の風景」。2年後の開催に向けて、現在着々と準備がすすんでいます。

GREEN×EXPO 2027のマスコットは、宇宙から地球に憧れてやってきた好奇心いっぱいの精霊。緑あふれる球体のなかにハート型の生き物が入っているようなデザインのキャラクターは、映像ディレクター・アートディレクターの牧野惇さんの作品です。

こちらは愛称についてのみ公募が行われ、寄せられた6076点のアイデアのなかから、命の共鳴やつながりを表した愛称「トゥンクトゥンク」が選出されました。名付け親は川崎市在住の北原やえさん。「心臓の音、恋やときめいた時の音」を表現した名前だそう。

また、しなやかに形を変える緑を表現したロゴマークについても2022年に公募が行われており、1204点の応募作のなかから喜多祐子さんの作品が選出されました。

余談ですが、GREEN×EXPO 2027についても、愛称公募の最優秀賞賞金は30万円。愛・地球博や大阪・関西万博と同額でした。もしかすると「万博マスコットの愛称公募の賞金は一律○○円」というような決まりがあるのかも……と思ったのですが、GREEN×EXPO 2027ロゴマークの最優秀賞賞金は100万円と、大阪・関西万博とは異なる額面に。愛称公募に関しては、たまたま一緒だっただけなのかもしれませんね。

 

万博のPRに欠かせない存在であるマスコットキャラクターたちは、こうしてさまざまな人の思いやアイデアから形作られています。今年開催される大阪・関西万博も、ミャクミャク様と一緒に、みんなで盛り上げていきたいですね!