もうすぐ大阪・関西万博! 公募から生まれた万博マスコットたちを調査してみた
2025年4月13日から、日本で20年ぶりに開幕となる大阪・関西万博。街中でポスターを見かけたり、TVでCMが流れていたりすると、「いよいよ近づいてきたんだな~」という感じがしますよね!
そんな開催間近の大阪・関西万博の顔といっても過言ではないのが、ただいまPRイベントなどでひっぱりだこなミャクミャクです。決定した当初はそのビジュアルから「怖い」「怪物?」などの反応もありましたが、今や“ミャクミャク様”と呼ばれるほどに人気ある存在に。そんなミャクミャク様も、実はデザイン・名前ともに公募で選ばれたキャラクターだってご存じでしたか?
そこで今回は、過去に日本で5回開催された万博や、これから開催される万博のマスコットたちに関連した公募について調べてみました!
過去開催された万博
日本万国博覧会(「大阪万博」)
日本で初めて開催された万博です。開催地は大阪府。参加した国は77カ国で、テーマは「人類の進歩と調和」でした。1970年3月15日から9月13日まで、183日間にわたって行われ、6400万人を超える人が来場しました。
こちらの万博については、シンボルとなるようなマスコットキャラクターは存在しません。一方で、こちらの万博の象徴として多くの人が思い浮かべるのは、岡本太郎さんの代表作としてもおなじみの「太陽の塔」ではないでしょうか。
ちなみに太陽の塔といえば、現存している頂部の「黄金の顔」、正面の「太陽の顔」、背面の「黒い太陽」の3つの顔以外に、「地底の太陽」が存在していたことは知っていますか? 高さ約3m、全長約11mのかなり巨大な展示物なのですが、博覧会終了後の撤去作業から50年近く経った今も行方がわからない状態なんだそう……。
沖縄国際海洋博覧会(「沖縄海洋博」)
1975年7月20日から1976年1月18日の約6か月間にわたり、沖縄の本土復帰を記念して開催された万博です。来場者は約350万人で、メインテーマは「海―その望ましい未来」。海洋をテーマにした世界初の万博でした。
沖縄海洋博のマスコットは、当時迫力満点のショーパフォーマンスで来場者たちを湧かせたイルカたちをモチーフにデザインされました。キャラクターデザインは、グラフィックデザイナーの亀倉雄策さん。一方、愛称は公募で選出され、30209点の応募作から県内の小学生が応募した「オキちゃん」という名前が選ばれています。
この「オキちゃん」という名前、聞き覚えがありませんか? 実は今でも沖縄の海洋博公園内の”オキちゃん劇場”では、イルカショーが開催されています。令和になった今でもまだまだ現役アイドル(?)のオキちゃんに、機会があれば会いに行ってみてはいかがでしょうか。