長野の隠れた宝石!昼神温泉「石苔亭いしだ」で2千体のお雛様と厄除けの神様に出会う
長野県阿智村にある昼神温泉の老舗旅館「石苔亭いしだ」で、春の訪れを告げる特別なイベントが開催されている。2月1日から4月3日まで、能舞台に2千体もの雛人形が飾られ、さらに地元に伝わる厄除けの神様「ヤークー様」も同時に展示されるという。
ヤークー様とは、この地域に古くから伝わる「湯屋守様」から生まれた新しい神様だ。人々の厄災を食べ、幸福をもたらすとされている。その名前の由来が興味深い。なんと、スタジオジブリの宮崎駿監督が阿智村の子どもたちと一緒に名付けたのだという。「人々の厄を喰らい、祓う神様だからヤークー様なんだ」と宮崎監督は説明したそうだ。
石苔亭いしだの能舞台に飾られた2千体の雛人形とヤークー様の組み合わせには、深い意味がある。お雛様が子どもの成長と安全を祈るのに対し、ヤークー様は人々を病や厄災から守る。この二つの願いが重なり合う春先に展示されることで、より強力な縁起物となっているのだ。
また、石苔亭いしだは単なる宿泊施設ではない。約3000坪の敷地に数寄屋建築の平屋造り17室を配した純和風旅館だ。各部屋からは趣の異なる日本庭園が楽しめ、半数以上の部屋に露天風呂が付いている。さらに、4月以降は能舞台で定期的に伝統芸能が催される予定だ。
阿智村自体も魅力的な観光地として知られている。環境省により「星がもっとも輝いて見える場所」第1位に認定された星空や、春には20万人以上が訪れる「花桃の里」など、自然の美しさを存分に楽しめる。
石苔亭いしだでは、この春から新たにペットホテル「Paw House」もオープン。愛犬と一緒に阿智村の魅力を存分に楽しめるようになった。
長野の奥深い文化と自然、そして新しい取り組みが融合した石苔亭いしだ。春の訪れとともに、心温まる旅を楽しんでみてはいかがだろうか。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000004.000136671.html