広告界の巨匠たち!第13回「全広連日本宣伝賞」受賞者が決定、その功績とは


広告界の最高峰の賞として知られる「全広連日本宣伝賞」の第13回受賞者が決定した。公益社団法人全日本広告連盟が主催するこの賞は、広告の社会的使命の促進に尽力した個人を顕彰するもので、今回も各分野で輝かしい功績を残した4名が選ばれた。
「松下賞」には、ダイキン工業株式会社名誉会長の井上礼之氏が選出された。同氏は、社長就任時約4千億円だった売上高を4兆円超にまで押し上げ、環境に配慮した製品のキャンペーンや継続的な広告活動を通じて、ブランドイメージの構築と社会的課題への対応を実現。広告の可能性を広げる役割を果たしたことが高く評価された。
「正力賞」は、株式会社河北新報社代表取締役社長の一力雅彦氏が受賞。東日本大震災後の復興支援や地域密着型の情報発信、多様な広告展開を通じて、広告を地域社会の課題解決やブランディングに活用。特に「今できることプロジェクト」を立ち上げ、企業や自治体の支援活動や復興メッセージを発信する場を提供したことが評価された。
「吉田賞」には、株式会社新東通信代表取締役会長の谷喜久郎氏が選ばれた。「地方と共存共栄して、地方を元気にする」という目標のもと、名古屋シティマラソンの開催や名古屋城の活性化など、地域創生に積極的に取り組んだ。また、フリスビーの普及や「サン・ジョルディの日」キャンペーンなど、愛知県から世界に向けて人々の心を動かす仕事を展開してきたことが高く評価された。
「山名賞」は、TSTJ Inc.代表アートディレクターの奥村靫正氏に贈られた。音楽アーティストのレコードジャケットや広告、書籍、雑誌など幅広い分野でアートディレクションを担当。日本画の様式やMacintoshを用いたグラフィック作品の発表など、多彩な創作活動を長年にわたって続けてきたことが評価された。
これら4名の受賞者への贈賞式は、5月15日に福井市で開催される「第73回全日本広告連盟福井大会」にて執り行われる。広告界の発展に貢献した彼らの功績は、今後の広告業界にも大きな影響を与えることだろう。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000031.000006952.html