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小川洋子の素顔が垣間見える! 10年ぶりのエッセイ集『遠慮深いうたた寝』が文庫化、胆石の指輪で告白!?

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作文・エッセイ
エッセイ
報道発表
プレスリリースより

国際的に高い評価を受ける作家・小川洋子の魅力が詰まったエッセイ集『遠慮深いうたた寝』が、2025年2月6日に河出文庫から発売される。本書は、神戸新聞での人気連載を中心に、約10年分のエッセイから厳選された作品を収録している。

小川洋子といえば、芥川賞や読売文学賞、谷崎潤一郎賞など数々の文学賞を受賞し、2020年にはイギリス・ブッカー国際賞にノミネートされた実力派作家だ。その小説は世界各国で翻訳され、海外でも絶大な人気を誇っている。

本書では、日常の出来事や思い出、創作の裏話など、小川洋子の素顔を垣間見ることができる。特筆すべきは、2021年に刊行された単行本版の装幀が「第55回造本装幀コンクール」で日本書籍出版協会理事長賞を受賞したことだ。文庫版でもその魅力的なデザインが踏襲されている。

発売を記念して、収録作品の一篇「集会、胆石、告白」が特別公開された。この作品では、携帯電話で話す女性の断片的な会話から想像を膨らませる小川洋子の繊細な感性が光る。「とてつもない胆石」と「告白」という一見関係のない言葉から、胆石でアクセサリーを作る集会や、胆石の指輪でプロポーズするという奇想天外な物語を紡ぎ出す様子は、まさに小川洋子ならではの創造力を感じさせる。

小川洋子のエッセイ集の文庫化は実に10年ぶり。日常の中に潜む不思議や美しさを鋭い感性で捉える小川洋子の世界観を、手軽な文庫版で楽しめる貴重な機会となるだろう。文学ファンはもちろん、日常に小さな驚きを求める読者にもおすすめの一冊だ。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000878.000012754.html