文芸公募ニュース 2.14更新 文芸トレンド



新春恒例、令和7年「歌会始の儀」開催
2024年12月に令和7年「歌会始の儀」詠進歌の入選者10名が発表になっていたが、2025年1月22日、令和7年「歌会始の儀」が行われた。
お題は「夢」で、応募数は1万6250首だった。
歌会では、最初に入選者10名の歌が皇族方の前で披露された。
長野県佐久市の金井寛さんは、指揮者の小澤征爾さんが創設した音楽祭を詠んだ。以下がその作品。
「マエストロ小澤の夢をはぐくみて楽都となれり山岳の街」
最年少の宮崎県延岡市の森山文結さんは、将来への漠然とした不安や期待を詠んだ。
「ペンだこにうすく墨汁染み込ませ掠れた夢といふ字を見てる」
歌会始では、ほか8名も和歌を詠んだ。
入選者10名は以下のとおり。
金井寛 (長野県・77歳)
馬渡寿人 (長崎県・74歳)
佐藤一央 (静岡県・69歳)
大堀みき (新潟県・65歳)
吉田光男 (埼玉県・60歳)
川崎ななせ(埼玉県・31歳)
西江涼帆 (岡山県・27歳)
村木陸 (東京都・23歳)
栗田岳 (東京都・22歳)
森山文結 (宮崎県・16歳)
続いて、皇族方の歌が披露された。
高円宮妃の久子さま
「ヨルダンの難民キャンプに若きらはこれからの夢を語りをりしが」
秋篠宮妃の紀子さま
「絲と針夢中にオヤを編む先に二つ三つと野の花が咲く」
秋篠宮さま
「初夢に何を見たのか思ひ出でむ幼き頃の記憶おぼろに」
皇后さま
「
天皇陛下
「旅先に出会ひし子らは語りたる
来年の歌会始のお題は「明」で、「鮮明」のような熟語にしても、「明るい」のように訓読してもかまわない。
応募締切は、2025年9月30日(消印有効)
詳細はこちら!