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新春恒例、令和7年「歌会始の儀」開催

2024年12月に令和7年「歌会始の儀」詠進歌の入選者10名が発表になっていたが、2025年1月22日、令和7年「歌会始の儀」が行われた。
お題は「夢」で、応募数は1万6250首だった。

歌会では、最初に入選者10名の歌が皇族方の前で披露された。
長野県佐久市の金井寛さんは、指揮者の小澤征爾さんが創設した音楽祭を詠んだ。以下がその作品。
「マエストロ小澤の夢をはぐくみて楽都となれり山岳の街」

最年少の宮崎県延岡市の森山文結さんは、将来への漠然とした不安や期待を詠んだ。
「ペンだこにうすく墨汁染み込ませ掠れた夢といふ字を見てる」

歌会始では、ほか8名も和歌を詠んだ。
入選者10名は以下のとおり。

金井寛  (長野県・77歳)
馬渡寿人 (長崎県・74歳)
佐藤一央 (静岡県・69歳)
大堀みき (新潟県・65歳)
吉田光男 (埼玉県・60歳)
川崎ななせ(埼玉県・31歳)
西江涼帆 (岡山県・27歳)
村木陸  (東京都・23歳)
栗田岳  (東京都・22歳)
森山文結 (宮崎県・16歳)

続いて、皇族方の歌が披露された。

高円宮妃の久子さま
「ヨルダンの難民キャンプに若きらはこれからの夢を語りをりしが」
秋篠宮妃の紀子さま
「絲と針夢中にオヤを編む先に二つ三つと野の花が咲く」
秋篠宮さま
「初夢に何を見たのか思ひ出でむ幼き頃の記憶おぼろに」
皇后さま
三十年みそとせへて君とひたる英国の学びに思ふかの日々の夢」
天皇陛下
「旅先に出会ひし子らは語りたる目見まみ輝かせ 未来の夢を」

来年の歌会始のお題は「明」で、「鮮明」のような熟語にしても、「明るい」のように訓読してもかまわない。
応募締切は、2025年9月30日(消印有効)
詳細はこちら!

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