【地図井式】忙しくても7万字書く!(6)自分にあう「制限」で執筆を捗らせるには?
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自分にあう「制限」とは
自分にとっての良い「制限」が何か考えることはとても重要です。
そういえばヒーローものの物語、バトル系の少年漫画でも「制約」「発動条件」で縛ることにより強くなる、というのはごく当たり前に使われていますよね。ビジネスでも諸々の戦略を立てる際に「選択と集中」という言葉は多く使われます。
汎用的なものとしての制限は「場所」です。
執筆が思ったよりはかどったな、というときの成功体験がある場合、その条件はなんだったか確認してみるとよいと思います。静かな図書館のようなところではかどる人、逆にざわざわしたカフェの方がはかどる人、自分のデスクなどいろいろな条件があると思います。
はかどる場所を自分の執筆フィールドにしてしまい、ここに来たら書く、それ以外のことはやらない、と決めているスペースがあると最初は行かなければならないという意味では制限ですが、行けば書けるという習慣にもなってよいと思います。私も内容に応じて複数箇所移動しながらやっています。
あとは「制限時間」です。
制限時間のつけ方は自分の最もパフォーマンスが出る締め切り設定を実験する必要がありますが、締め切りまで2か月もある、と思うとまだやらなくていいか、となるのですが1日1時間しかない、と思うと今日の1日の1時間内でどこまでやろう、という風にやや緊張感が生まれます。
自分が得られるちょうどいいヒリヒリ感は個人によって違うのでそれが1日1時間のひともいれば、30分のひともいるし、私は初動が重く面倒くさがりなので、最初は10分と決めて時間があるはずの今も隙間時間的に執筆するのが一番量はこなせるなと思っています。10分のヒリヒリ感中毒!
意外なところでは「身体の制限」です。
制限というと窮屈ですが、これも「朝何を食べると調子が良いか」とか、「運動したあとはかどるな」とか、自分がどのコンディションだったらちょうどいいな、というのをできるだけ早めに見つけて維持したり、理解を深めることがパフォーマンスにつながりやすいなと思います。