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【地図井式】忙しくても7万字書く！（６）創作者必見。「何かを捨てる」執筆没頭術

2025/02/28

タグ: 小説・シナリオ; 小説; コラム

選んだら集中の時間が輝く

休みに書こう！と思って書けない日に、この30分だけやろう、このカフェにいる間だけ書こう！と決めて制限し集中する。
捨てた用事や心の隅にあるほかのタスクについてはその時間だけは捨ててやりきる。捨てるものが大きければ大きいほど、忘れて没頭を生み出せたらその分だけ、その創作の時間の価値が高まります。

なかなか捨てられない悩み、なかなか集中できない散漫な時間、思うようにならない身体をどう制限して集中するか、各々の鍵盤の制限内で、最高の創作を行いましょう。

過去の記事はこちらから：

【地図井式】忙しくても7万字書く！（１）10分の使い方

【地図井式】忙しくても7万字書く！（２）メンタルトレーニング的執筆ライフ

【地図井式】忙しくても7万字書く！（３）「書く私」の継続術

【地図井式】忙しくても7万字書く！（４）書くための「欲」の取り扱い

【地図井式】忙しくても7万字書く！（５）創作メンタル的数字との付き合い方

ライター

地図井ユキ

元バリキャリOLシングルマザーのアラフォーライター。
2月生まれです。大雪の日に生まれたので「ユキ」と名付けようとしたら、同じ日生まれの子が「雪子」でかぶったからやめたと親から聞きました（のでペンネ―ムにしています）

新着情報

つくログ

高司めろん
2025/02/28 21:19
今日はこちらに応募しました群像短歌部　第20回「本」 https://koubo.jp/contest/259514 第2回洗濯川柳 https://koubo.jp/contest/257020
蜂賀三月
2025/02/28 15:08
#つくログ受賞報告「笑い」の短編小説コンテストにて銀賞をいただきました🐝 https://www.neopage.com/announcements/1095318783594745856 すごく丁寧な講評をいただけて、しばらくこれを見るだけで心が満たされそうです(笑)作品を読んで応援していただいたつくログのみなさん、本当にありがとうございました！そして、第２回『ラストで君は「まさか！」と言う』文学賞の一次審査の結果も今日出ていたのですが、こちらも無事に一次通過していました！ https://www.php.co.jp/news/2025/02/rasukimi2iinfo1.php 通過者さんのお名前、存じている方が多くて本当に実力者ばかりです。ここから先はさらに厳しい選考になると思いますが、どうにかてっぺんに届きますように！
時雨（藤宇改め）
2025/02/28 12:44
こんにちは。創作や応募はコンスタントにしていたのですが、こちらにあまり顔を出しておらず、すみません。 #第40回どうぞ落選供養久しぶりに参加させていただきます。どうぞよろしくお願いします！『海の忘れもの』　私はある小さな町で介護士をしている。利用者は年齢も性別もいろいろな人がいるが、それなりにやりがいを感じていた。利用者の方のお宅を訪ねる訪問看護で、買い出しや洗濯、身の回りの手伝いをする。そのうちの一人で、介護度はそれほど重くないが、話し好きなトヨさんという方がいた。　手先が器用で、以前はお孫さんの為に既製品と見紛（みまが）うようなセーターも編んであげたらしい。料理も上手で、一緒に住んでいるお嫁さんが、美味しかったと話していた。それほど動きに支障はなかったが、寄る年波で足腰が少し弱っているのと、認知症になりかかっていた。息子の嫁と二人暮らしで、彼女は昼間仕事に行くため、トヨさんができない家事をしたり、たまに話し相手になったりしていた。　ある日トヨさんの家に行くと、彼女はなんだかぼんやりしている。同居しているお嫁さんの仕事が遅出だったので、近況などを少し話して本人と会った。「トヨさん、こんにちはー」「よう来たね、カヨちゃん」と笑う。それは彼女の妹だった人の名前だ。おそらく、勘違いをしている。時々妹さんの名前で呼ばれるので慣れっこだった。「うん、また来たよー」　もしも他の誰かと思い違いをされても、いつも訂正せずにその人のふりをして会話を続けるようにしている。もう会えない家族や友人の方が、ヘルパーよりもずっと会いたいだろうから。　トヨさんはいつもニコニコしているのに、今日はなんとなく元気がない。「どうかしたん？」「そうねー」　彼女はうつむいて答える。「あまり力が出んのよね」「ご飯、食べとる？」「あまり食べとうない時があるんよ」　うーんと首を傾げる。「無理せんほうがいいよ。暑い時もあるけんね」「そうやね」とゆったり笑う。なんだか弱々しい感じだ。「夜はちゃんと寝とる？」「うーん。眠れん時もある」「お医者さんに行ったらいいかもしれんよ。一緒について行こうか」「そんなら、そん時はお願いするわ」と少し安心したような顔をした。　そして、庭にいる野良猫をしばらく眺めていた。猫はそろそろと歩き、芝生の辺りで座りこむ。それをぼんやりと見つめながら、彼女は口を開いた。「そう言えば、カヨちゃんに言わないかん事があったんよね」　口調がいつもと違う雰囲気だったので、どうしたのだろうと思う。「なんね？」　彼女は言いにくそうに話し始めた。「あんたさ、海で死んじゃったやんか」「そうね」　以前トヨさんかお嫁さんから聞いた話を思い出した。「結構若い時やったよね」「うん。あん時は私も近くにおって。みんな助けようとしてくれたっちゃけど、間に合わんと溺れてしもうて」　私は相槌（あいづち）を打つ。「そやけど、あんたがそうなったのは私が原因やし」「…そうやっけ」　その事を初めて聞いたので、驚いたがそう返事をした。「あんたは忘れたかもしれんけど、私はずっと覚えとる」　彼女は震える声で続けた。「遊んどって、溺れたのは私やった。それに気づいて、あんたが助けようとしたけど代わりに沈んでしもうて… ほんまに、すまん事ばした」と、震える頭を下げる。明るい縁側に、ほとほとと水滴が落ちた。　私はどう答えていいのか分からなかった。この事は、彼女の子供や他の兄弟は知っているのだろうか。部外者の私が知っていい事だったのか？　いや、よくないはずだ。「…そうやったね。そっか」　ずっと、申し訳ないと思っていたのだろう。「もうええよ。トヨちゃんが悪いわけじゃないけん」　そう言うと、彼女の張りつめていた体がふっと緩んだ。「ほんまに、ごめんねえ」とまた頬を濡らす。その背中を、唖然としながらぽんぽんと優しく叩いていた。　それから、二ヶ月後に彼女は亡くなった。あれから何度か訪ねたが、旧毒に痴呆が進んでいき、私が誰なのか分からなくなっていた。けれど、最後に会いに行った時にこちらを見て「ありがとうね」と言った。その時は一体何を言っているのかよく分からなかった。　彼女の葬式に行き、焼香をあげた。　しだいに彼女の話が思い出になっていった頃、家で推理ドラマを見ていた。終盤に犯人が「本当は全てわかっていたの」と呟く。　その時、唐突に彼女の言葉を思い出した。　──そうか。もしかしたら、あの告白の時は認知症ではなく、意識がはっきりしていたのかもしれない。だんだん体が衰えていくのを感じて、悔いが残らないよう自分の罪を懺悔したのかもしれない。それが、一介のヘルパーだとしても… 「ああ…」　私は上を向いてつぶやく。あれから、お嫁さんにも他のご家族にも事実を確認しなかった。トヨさんが言った事は本当ではなかったかもしれないし、もしそうだとしても私が聞いていい話ではない。「ずいぶん重いお土産をもらっちゃったなあ」　それでも、彼女が心おきなくあの世に行けたなら、それでいいかもしれない。もしもあの世で会ったら「いっぱい食わされましたよ」と笑って話せたらいい。　私はぬるくなったお茶を啜り、ほっと息をついた。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　了
蜂賀三月
2025/02/28 10:39
#週5公募チャレンジおはようございます！今日で2月も終わりです。皆さん、出し忘れている公募はありませんか？ Kouboのマイページから「お気に入りした公募」を見ると♡をつけた公募が締切順に表示されるので、便利ですよ🐝 さて、130回目の公募チャレンジはこちら！「野間灯台川柳コンテスト」 https://mihamadays.com/event/1358/ こちらはWEBからも応募できる川柳公募です！センチメンタルでエモい、ハートがキュンとする川柳を募集……という一風変わったお題です(笑) 締切は3月16日ですので、まだ少し余裕があるので興味のある方はぜひ挑戦してみてくださいね♪
ハチャメチャ陽心
2025/02/28 04:57
一説によれば、「この老人のように、少年よ大志を抱け」とクラーク博士は仰ったそうです。老いてからでも何らかの大志は持てますね。教え子の新島襄の勧めで博士が来日していたのは九ヶ月程だったらしいです。そういえば、吉田松陰先生が「あなたの志は何ですか」と問う場面がありました。昨日、会社でアクションプラン発表会があり、目的を目標展開して実現するための行動指標を掲げるものでした。創作に関しても行き当たりばったりを正す頃合いでしょうか。作るストーリーだって行き当たりばったりですから無理ですね。

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