【地図井式】忙しくても7万字書く!(6)創作者必見!はかどらないのは「制限」がないせい!?
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アラフォーフリーライターの地図井です。
脱サラし自由に創作に向き合っていますが、会社員時代にあんなに欲しかった無限の時間を得ても、公募の締め切りに対しまだ余裕があるときは執筆よりも生活の怠惰に時間を取られがちで、そんな自分にがっかりするときがあります。
そんなとき私は「無限の鍵盤では何も弾けない」といったある男性のことばとともに、自分に制限を課して頑張ります。
休日にやろう、と思っても結局ダラダラしてしまう、そんな自分にがっかりしている皆様、たぶんそれは休日の自分にあった「制限」が足りていないのです。
制限をする/選択と集中の価値
「無限の鍵盤では何も弾けない」と言ったのは、『海の上のピアニスト』という少し古い名作映画の登場人物です。
(※以下ネタバレあり)
船で生まれて一度も船を降りたことがないピアニストが、船を降りて新しい人生を送るか悩む一幕があります。彼は一回も降り立ったことがない地上のビル群が、終わりない無限の鍵盤に見えて恐怖し、結局船を降りませんでした。
彼の才能がもったいない/臆病な彼の一面を表しているなどの視点もありますがが、私はこの「無限の鍵盤では音楽がうまれない」は「選択と集中」というクリエイティブでも人生でもビジネスでもとても大事なことを伝えている名言だと思います。
何を選んで何を選ばないか、それは時間のコントロールにおいてとても重要で、自分の時間の有限性を、自分の手でできる範囲を理解して初めて、その中で最大限できることをしよう、というモチベーションにもつながる大事な考え方の一つです。
本業をしていない休日や、締め切りがない期間、いつもよりもたっぷりと時間があるときはこの無限の鍵盤の状態に似ています。そんなときは自分が最大限のクリエイティブが出せる「制限」を課していく、鍵盤づくりの工夫が、きっと必要です。