いわさきちひろの世界が明石に!子どもと楽しむ新感覚アート展が開催
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明石市立文化博物館で、2025年4月3日から5月18日まで特別展「いわさきちひろ×plaplax あれ これ いのち」が開催される。この展覧会は、子どもの絵本画家として知られるいわさきちひろの作品と、アートユニットplaplaxのインタラクティブな作品を融合させた、新しい形の展示となっている。
いわさきちひろの絵は、子どもたちの姿や身近な自然を繊細に描き出し、見る者の心に深い感動を与える。本展では、そんなちひろの絵を単に鑑賞するだけでなく、「遊び」として楽しむ仕掛けが用意されている。plaplaxによる「絵の具のあしあと」や「あちこちスケッチ」といった作品を通じて、来場者は絵と対話するような体験ができるだろう。
展示の特徴として、生態学の視点を取り入れている点も注目だ。東京大学名誉教授の鷲谷いづみ氏の知見を活用し、ちひろが描いた草花や生き物たちを通じて、自然との共生について考える機会を提供する。また、明石高校数理探究生物班の協力により、明石公園の自然の魅力を紹介するクイズラリーも実施される。
会期中には、講演会やワークショップなどの関連イベントも予定されている。4月12日には鷲谷いづみ氏による講演会「あれ・これ・いのち:水辺と野」が開催され、4月26日には「絵の具であそぼ」というワークショップも行われる。
観覧料は大人1,000円、大学・高校生700円、中学生以下は無料。65歳以上の方は半額となる。また、身体障害者手帳などを提示すれば、介護者1名を含めて半額で入場できる。
子どもから大人まで、アートを通じて自然や生命の大切さを感じられる貴重な機会。春の明石で、いわさきちひろの優しい世界観に触れてみてはいかがだろうか。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001454.000002610.html