東京の芸術シーンに新たな風を吹き込む大型イベントが誕生する。2025年3月14日から16日にかけて、西麻布・神宮前を中心とした外苑西通り沿いで「GAIEN-NISHI ART WEEKEND 2025」が開催されることが決定した。このイベントは、エリア内の20のアートスペースが連携し、3日間にわたって外苑西通りをアートで彩る画期的な試みだ。

昨年の初開催から規模を拡大し、今回は参加アートスペースが20に増加。各スペースが展覧会のオープニングを同日に揃え、営業時間を延長することで、来場者は複数のギャラリーを巡る贅沢な体験ができる。これにより、新進気鋭のアーティストや新たなアートスペースとの出会いが生まれ、東京のアートシーンをさらに活性化させることが期待されている。

イベント初日の3月14日には、各スペースが20時まで営業を延長。WALL_alternative（西麻布）では、企画展「和を以て景を綴る」のオープニングに合わせ、アーティストコレクティブ "ARTIFACT" がプロデュースする華やかなオープニングパーティーが開催される。

さらに、15日にはSCOOTERS FOR PEACEにてアーティストによるトークセッション、16日にはWALL_alternativeで14組のアーティストによる映像作品を一挙上映する「ART FILM PROGRAM」が予定されており、多彩なプログラムが用意されている。

参加アートスペースの一部を紹介すると、EUKARYOTEでは松田将英がディレクションを務める展覧会「01000011 01101100 01100001 01110011 01110011 01101001 01100011」が開催。BOUTIQUEではアートとファッションの境界を超える「WEARABLE ART」展が行われる。また、TAV GALLERYでは「支配のためのプラクティス」と題した展示が予定されており、グローバルな視点から支配というテーマを再定義する試みが展開される。

「GAIEN-NISHI ART WEEKEND 2025」は、アートファンはもちろん、普段ギャラリー巡りをしない人にとっても、東京の最先端アートに触れる絶好の機会となりそうだ。外苑西通りの街並みを楽しみながら、日本を代表するアートスペースの展示を堪能できる3日間。アートの力で街全体が活気づく、新しい形の文化イベントの誕生に注目が集まっている。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000134.000065348.html