銀座 蔦屋書店で、注目の若手アーティスト・大澤巴瑠の個展「『いま』『ここ』にしかない」が開催される。2025年3月1日から21日まで、店内アートウォールにて無料で鑑賞できる。

大澤巴瑠は1997年東京生まれ。京都芸術大学大学院を修了後、各種アートフェアで精力的に活動を続けている新進気鋭のアーティストだ。彼女の作品は、複製と創造の境界線を探る独特な手法で注目を集めている。

代表作《onomatopoeia》シリーズでは、コピー機の露光部分にインクを垂らして図像を作成し、それをキャンバス上に描く。この過程で生まれる「複製でありながら複製でない」というパラドックスが、アートの本質的な価値を問いかける。

今回の個展では、新作《身体による-Scrap&Build-》も発表される。クローン羊「ドリー」の図像をカーボン紙で複製し、不完全なコピーの連続によってクローン実験の問題を視覚化した作品だ。さらに、生成AIの虚偽回答から生まれた作品など、計10点の新作が展示される。

大澤は「デジタル化やAI技術の発展が進む現代において、アートはどのように『オリジナルとコピー』の二項対立を問い直すのか」と問いかける。この展示は、現代アートの新たな可能性を探る貴重な機会となりそうだ。

作品の販売は3月1日から会場で、3月3日からはオンラインプラットフォーム「OIL by 美術手帖」でも開始される。アート愛好家や投資家にとって、見逃せない展覧会となりそうだ。

銀座の中心地GINZA SIXで開催されるこの展覧会。買い物や食事のついでに立ち寄れる気軽さも魅力だ。現代アートの最前線を体感できる貴重な機会を、ぜひ見逃さないでほしい。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001048.000058854.html