松尾芭蕉生誕380年!現代アートと俳句が融合する特別展が伊賀市で開催


俳聖・松尾芭蕉の生誕380年を記念し、三重県伊賀市で「芭蕉×ART」特別公募展が開催される。この展示会は、芭蕉の俳句や理念と現代アートを融合させた工芸美術作品を集めた、独創的な試みだ。
2024年8月から12月にかけて全国から78点もの作品が寄せられ、厳正な審査の結果、最優秀賞1点、優秀賞5点、入選13点が選出された。入賞作品には、木象嵌や堆漆香合、ガラス立体造形、陶器、型染、染色パネルなど、多岐にわたる技法を用いた力作が並ぶ。
展示会は2025年3月1日から16日まで、史跡旧崇広堂で開催される。開館時間は午前9時30分から午後4時30分まで。火曜日は休館となるので注意が必要だ。また、同時期に入交家住宅では「伊賀特別展」と題し、伊賀ゆかりの6人のアーティストによる作品展示も行われる。
審査には、大阪中之島美術館館長の菅谷富夫氏を委員長に、多摩美術大学教授の外舘和子氏、三重県立美術館館長の速水豊氏が名を連ねた。芸術界の重鎮たちが選んだ作品群は、芭蕉の世界観と現代アートの融合という新たな境地を切り開くものとして注目を集めている。
この特別展は、伝統的な日本文化と現代アートの出会いを通じて、芭蕉の魅力を再発見する貴重な機会となりそうだ。俳句ファンはもちろん、アート愛好家にとっても見逃せない展示会となるだろう。伊賀市を訪れる際は、ぜひ足を運んでみてはいかがだろうか。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000100.000121150.html