羽田空港への旅がアートで彩られる!東京モノレールの駅が個性豊かな作品で変身


東京モノレールの天王洲アイル駅が、3月1日からアートギャラリーに生まれ変わった。この斬新な取り組みは、株式会社ヘラルボニー、日本航空株式会社(JAL)、東京モノレール株式会社の3社による初の共創プロジェクトだ。駅構内に展示されているのは、HERALBONY Art Prize 2024で「JR東日本賞」と「JAL賞」を受賞した2名のアーティストの作品。
岩瀬俊一氏の「インドネシアの影絵」と水上詩楽氏の無題の作品が、駅のホームや可動柵、さらには車両内の中づりポスターにも登場し、乗客の目を楽しませている。この芸術的な空間は、2025年5月末まで楽しむことができる。
このプロジェクトの狙いは、日常の移動時間に新たな価値観との出会いを創出すること。多様性(DE&I)を尊重し、誰もがありのままに輝く社会の実現を目指す3社の理念が、アートを通じて表現されている。
岩瀬氏の作品は、繊細な線で描かれた人物や動物が紙面全体を埋め尽くす独特の世界観が特徴だ。一方、水上氏の作品は、カラフルな扇形と点の模様が織りなす抽象的な美しさが魅力的。両作品とも、やまなみ工房(滋賀県)に所属するアーティストによるもので、障害のあるアーティストの才能と創造性を広く世に知らしめる機会となっている。
ヘラルボニーは「異彩を、放て。」をミッションに掲げ、障害のあるアーティストの作品を通じて新たな文化の創出を目指すクリエイティブカンパニー。今回のプロジェクトは、その理念を体現する取り組みの一つと言えるだろう。
羽田空港へ向かう途中、あるいは東京観光の合間に、天王洲アイル駅で思いがけないアート体験をしてみてはいかがだろうか。日常の風景に彩りを添える、新しい旅のカタチがそこにある。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000358.000039365.html