若手アーティストの感性が光る!TOKAS-Emerging 2025、4月5日から開催


トーキョーアーツアンドスペース(TOKAS)が主催する「TOKAS-Emerging 2025」が、2025年4月5日から5月4日まで開催される。本展は35歳以下の日本在住アーティストを対象とした公募プログラムで、今回は154組の応募から選ばれた4名の若手アーティストによる個展が行われる。
会場となるのは、東京都文京区本郷にあるトーキョーアーツアンドスペース本郷。絵画、彫刻、インスタレーションなど、さまざまな表現方法を用いた新作を含む作品が展示される。出展するのは、井澤茉梨絵、奥村美海、高橋直宏、野村由香の4名だ。
本展の見どころは、時代を鋭敏に感じ取る若手作家たちの表現力にある。彼らの作品は、身の回りの出来事や世の中に対する率直で鋭い考察に満ちており、見慣れたものにも新たな視点を与えてくれる。また、手作業による造形表現を主体とした見ごたえのある展示も特徴的だ。
井澤は複数のパネルを構成した大型絵画、奥村は筆跡をモチーフとした平面作品のインスタレーション、高橋はバラバラのパーツを組み合わせた人体彫刻、野村は石炭で描いたドローイング作品を集積させた大型の立体作品を展示する。これらの作品は、デジタル全盛の現代において、私たちが生きる世界との関係を捉えなおすきっかけを与えてくれるだろう。
さらに、本展はTOKASとアーティストたちが約半年間かけて作り上げた成果でもある。専門的な視点からの助言や、同世代の作家との交流、プロフェッショナルとの協働など、貴重な経験を経て完成された展覧会となっている。
会期初日の2025年4月5日には、公募審査員をゲストに招いたアーティスト・トークも予定されている。国立国際美術館の福元崇志主任研究員と千葉市美術館の森啓輔学芸員を迎え、15:30から17:30まで行われる。
若手アーティストの新たな感性と、彼らが見つめる世界を体感できる貴重な機会。アートファンはもちろん、若い才能の発掘に興味がある方にもおすすめの展覧会だ。入場は無料なので、ぜひ足を運んでみてはいかがだろうか。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000785.000038211.html