イタリア文学の名作を通じて旅する新感覚ガイドブック!『「見えない都市」を歩く』が3月26日発売


イタリア文学の泰斗、和田忠彦氏による斬新な文学ガイドブック『「見えない都市」を歩く 文学で旅するイタリア』が、2025年3月26日にNHK出版から発売される。本書は、イタリアの各都市を文学作品を通して巡る、新しい形の旅行ガイドだ。
イタロ・カルヴィーノやウンベルト・エーコなど、イタリア文学を代表する作家たちの作品を「街」という視点から再編集。ヴェネツィアからシチリア島まで、イタリア各地の魅力を文学の目線で紹介している。著者の和田氏は、登場する多くの作家たちと親交があり、その深い知識と経験が本書に活かされている。
本書の特徴は、単なる観光ガイドではなく、文学作品を通じて街の姿を浮かび上がらせる点だ。例えば、カルヴィーノの故郷サンレモや、パヴェーゼとギンズブルグが活躍したトリノなど、作家たちの足跡をたどりながら、街の歴史や文化を深く掘り下げている。
また、本書は2022年にNHKラジオ第2で放送された講座の書籍化でもあり、ラジオ番組の人気を反映して待望の出版となった。文学ファンはもちろん、イタリア旅行を計画している人にとっても、新たな視点を提供する一冊となりそうだ。
全13章で構成される本書は、ヴェネツィアから始まりヴェネツィアで終わる構成となっており、イタリアの多様な都市の魅力を余すところなく伝えている。各章では、その土地にゆかりのある作家や作品を取り上げ、街の姿を鮮やかに描き出している。
著者の和田忠彦氏は、東京外国語大学名誉教授で、イタリア文学研究の第一人者。ウンベルト・エーコやイタロ・カルヴィーノなど、多くのイタリア文学作品の翻訳も手がけている。その豊富な知識と経験が、本書の随所に活かされている。
『「見えない都市」を歩く 文学で旅するイタリア』は、文学と旅を愛する人々に新たな冒険の扉を開く一冊となりそうだ。イタリアの街々を、作家たちの目を通して歩く。そんな新しい旅の形を提案する本書は、読者の想像力を刺激し、イタリアへの旅心を掻き立てることだろう。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001090.000018219.html