盛岡駅が変わる!障害者アートが彩る新しい「出発点」の誕生


盛岡駅が新たな顔を見せる。3月28日から、駅の在来線コンコースに障害のあるアーティスト・川邊紘子氏の作品「楽器」が常設展示されることになった。この取り組みは、株式会社ヘラルボニーとJR東日本盛岡支社の共同プロジェクトだ。
ヘラルボニーは「異彩を、放て。」をミッションに掲げる企業で、障害のあるアーティストの作品を世に送り出している。今回の展示は、単なる駅の装飾にとどまらない。盛岡の「出発点」である駅から、多様性と創造性の輪を広げる狙いがある。
JR東日本も、この取り組みに大きな期待を寄せている。駅や鉄道車両を活用した展示や商品化を通じて、障害のあるアーティストの活躍の場を広げてきた実績がある。今回の常設展示は、その集大成とも言える。
展示される作品「楽器」は、やまなみ工房に所属する川邊紘子氏の手によるもの。鮮やかな色彩と独特の表現が特徴的だ。この作品が駅コンコースに彩りを添え、訪れる人々の目を楽しませることだろう。
ヘラルボニーが目指すのは、「あたりまえにそこにいていい」と感じられる空間づくり。障害のある方やそのご家族が肩身の狭い思いをすることなく過ごせる場所を、まちの中心に作り出そうとしている。
この取り組みは、盛岡駅を起点とした新しいまちづくりの第一歩だ。アートを通じて人々がつながり、多様性を受け入れる社会へ。盛岡の玄関口から、新しい風が吹き始めようとしている。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000376.000039365.html