江戸切子の頂点決定!第37回新作展で「羽流」が人気No.1に輝く


伝統工芸・江戸切子の祭典「第37回 江戸切子新作展」で、一般投票による人気No.1作品が決定した。栄えある「藤巻百貨店賞」に輝いたのは、根本幸昇氏の「飾皿 羽流-Uryu-」だ。
黒色のカガミクリスタルを使用した本作は、水面に浮かぶ羽を繊細に表現。フリーハンドで施された一枚一枚の羽に個性が光る。透明感のある黒地に浮かぶ羽の自然な躍動感が、多くの人々の心を捉えた。
根本氏は江戸切子の名門・根本硝子工芸の三代目。祖父は黄綬褒章受賞者、父は「江戸切子界にこの人あり」と言われる名匠という恵まれた環境で技を磨いてきた。2015年の入社以来、数々の賞を受賞し、国内外で作品を発表している注目の若手職人だ。
審査員による受賞作品も発表された。経済産業省大臣官房商務・サービス審議官賞には山田のゆり氏の「朧」が選ばれた。2020年に最年少で伝統工芸士に認定された山田氏は、オリジナルの技法で朧げな雰囲気を見事に表現。昨年のテーブルウェア新作展でグランプリを獲得した技法をさらに進化させた作品だ。
これらの作品を含む全24点は、4月4日から6日まで東京・銀座で開催される「第7回 江戸切子桜祭り2025」で展示される。入場無料で、江戸切子の最高峰の技を間近で見られる貴重な機会となる。
江戸切子桜祭りでは、新作展示のほか、34名の職人による直売会やカット体験ワークショップなど、江戸切子の魅力を存分に味わえるイベントが目白押し。伝統工芸の素晴らしさを体感できる3日間に、多くの来場者が期待される。
日本の伝統工芸品市場は縮小傾向にあるが、こうしたイベントを通じて、若い世代にも江戸切子の魅力が伝わることが期待される。職人の技と創造性が光る江戸切子。その未来を担う若手職人たちの活躍に、今後も注目が集まりそうだ。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000275.000005826.html