夢と希望を紡ぐ童話の祭典!「第42回アンデルセンのメルヘン大賞」が決定、あなたの物語が絵本に


広島を拠点とするアンデルセングループが主催する公募の童話大賞「第42回アンデルセンのメルヘン大賞」の受賞作品が発表された。この大賞は、デンマークの童話作家ハンス・クリスチャン・アンデルセンの生誕日にちなんで毎年開催されており、今回は一般部門とこども部門合わせて1,310点の応募の中から12作品が選ばれた。
一般部門の大賞に輝いたのは、くろいわ由卯さんの「私は鏡」。日常に潜む物語の種を見つけ出す鋭い観察眼が評価された。一方、こども部門の大賞は、小学4年生の土佐弥依さんが「おおかみ達の願い事」で受賞。オオカミへの愛着と世界平和への願いが込められた作品だ。
本大賞の特徴は、受賞作品が単なる表彰で終わらないことだ。大賞と優秀賞の5作品は、プロの画家やイラストレーターが挿絵を描き、「アンデルセンのメルヘン文庫」として1冊の絵本に仕上げられる。これにより、受賞者の物語が視覚的にも豊かに表現され、より多くの人々に届けられることになる。
アンデルセングループの創業者、高木俊介氏は「童話は、その物語が絵となって画面に表れた時、より一層輝きを増すだろう」と語っており、この言葉が大賞の理念に深く根付いている。童話創作の場を提供し、童話を愛する人々のコミュニケーションの輪を広げることが、この賞の目指すところだ。
「アンデルセンのメルヘン大賞」は1983年、アンデルセングループの35周年記念事業として創設された。物質的な豊かさが達成された一方で、心のゆとりが失われつつあった時代に、童話を通じて夢と希望を分かち合いたいという思いから生まれた。
今後も、この大賞を通じて多くの人々の心に潤いをもたらし、創造性豊かな世界を築いていくことが期待される。次回の「第43回アンデルセンのメルヘン大賞」の作品募集は今年秋に開始予定だ。あなたの物語が次は絵本になるかもしれない。童話を愛する全ての人に、この機会をお見逃しなく。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000040.000009964.html