LAMの世界観が凝縮!個展「千客万雷」で魅せる和風ポップアートの真髄


人気イラストレーターLAMさんの大規模個展「千客万雷」が開催され、その事後通販が4月30日まで実施されている。和のテイストを現代的にアレンジした独特の作風で知られるLAMさんだが、今回の個展では従来の枠を超えた新たな挑戦も見られた。
展示会場は「遊園地のような楽しさ」をコンセプトに、ストーリー性のある劇場型の構成で来場者を魅了。LAMさんは「現地に足を運んだからこその感動体験」を提供したいという思いを込めて展示を企画したという。
LAMさんの作品の特徴である和のモチーフは、幼少期からの日本美術への愛着が根底にあるという。「尾形光琳、俵屋宗達、伊藤若冲といった日本美術のアーティストたちも昔から好きです」とLAMさん。そこに西洋の要素を融合させ、独自のエッジの効いたスタイルを確立している。
今回の個展では、仏教の「六道」をテーマにしたシリーズや、人間の煩悩を表す「三毒」をモチーフにした作品など、日本の伝統文化からインスピレーションを得た新作も多数展示された。特に「三毒」シリーズは、鶏、蛇、豚をモチーフにした掛け軸スタイルの作品で、LAMさんの長年の夢が実現した一品だという。
展示方法にもこだわりが見られ、アクリル額縁に入れられたイラストや、立体的な演出を施した作品など、視覚的な楽しさも充実。LAMさんは「イラストを見て終わりではなく、様々な角度から作品を楽しんでほしい」と語る。
個展のメインビジュアルを飾る猫娘キャラクター「いかづちちゃん」は、『不思議の国のアリス』のチェシャ猫をモチーフにした和風アレンジ。LAMさんの代名詞とも言える黒、赤、金の配色で、展示会の雰囲気を象徴する存在となっている。
「千客万雷」の事後通販では、会場で販売されていたグッズに加え、展示作品の一部も受注生産で購入可能。LAMさんの世界観を自宅に持ち帰るチャンスとなっている。和と洋、伝統と現代をミックスしたLAMさんの作品は、アート愛好家だけでなく、日本文化に興味を持つ若い世代にも新鮮な魅力を感じさせるだろう。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000006434.000016756.html