公募/コンテスト/コンペ情報なら「Koubo」

宇宙と芸術の融合!須藤玲子の「青い地球への扇」がワシントンD.C.で舞う

タグ
アート・絵画・工芸
絵画(日本画・洋画)・美術展
報道発表
「Fans of the Blue Planet」展示風景、ジョン・F・ケネディ舞台芸術センター、2025年 Photo. Studio Adrien Gardère(プレスリリースより)

ワシントンD.C.のケネディセンターで、アートと宇宙の祭典「Earth to Space: Arts Breaking the sky」が開催される。その目玉として、日本を代表するテキスタイルデザイナー須藤玲子による「Fans of the Blue Planet(ファンズ・オブ・ザ・ブループラネット)」が注目を集めている。

2025年3月28日から4月20日まで開催されるこのフェスティバルは、ケネディ元大統領の月面着陸への情熱にインスピレーションを得たもの。須藤の作品は、全長約2メートルの特大扇116枚を使用し、日本の伝統的な藍染めから着想を得た青のグラデーションで空間を彩る。

須藤は「唯一無二の青い地球への敬意を表す」というコンセプトで、環境に配慮したデザインを追求。使用される布地は、天然繊維を中心に、日本の工場で職人の手によって丁寧に作られている。これは、地球環境への負荷を抑えつつ、伝統と革新を融合させる須藤の姿勢を表している。

展示デザインを手掛けるのは、フランス人デザイナーのアドリアン・ガルデール。彼の国際的な視点と須藤の日本の伝統に根ざしたアプローチが、この作品をより一層魅力的なものにしている。

「扇」というモチーフは、日本文化において祝い事のシンボルとして長く親しまれてきた。今回の展示では、NASAが50年ぶりに人類を月に送るという歴史的な瞬間を、日本の伝統的な扇が祝福するという意味合いも込められている。

このイベントでは、須藤の作品以外にも、トム・ハンクス主演のアポロ計画を題材にした映画「The Moonwalkers」の全米初上映や、世界的に有名な建築家や芸術家による展示など、多彩なプログラムが用意されている。

宇宙と芸術の融合、そして環境への配慮と伝統の継承。須藤玲子の「Fans of the Blue Planet」は、現代社会が直面する様々なテーマを美しく表現した作品として、多くの来場者の心を揺さぶることだろう。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000019.000058511.html