箱根の彫刻の森美術館で「無気力爆発」!キン・シオタニの奇想天外な絵と題名の世界が炸裂


箱根の自然に囲まれた彫刻の森美術館で、イラストレーター・文筆家のキン・シオタニによる展覧会「無気力爆発 ~キン・シオタニの絵と題名の世界~」が2025年4月25日から8月31日まで開催される。この展覧会では、キン・シオタニの30年にわたる画業を網羅する約100点の作品が展示され、初期作品から本展のために描き下ろされた新作まで、幅広いラインナップが楽しめる。
キン・シオタニの作品の特徴は、一見すると解釈が難しい絵と、読むだけではイメージしにくい長い題名の組み合わせにある。例えば、「朝食を作ろうとパンにメンチカツを挟み、コーヒーも淹れて、メンチカツサンドを半分に切ろうとしたらまな板を不安定な場所に置いてたからメンチカツサンドも一口も飲んでいないコーヒーも一緒に床に落ちてカップも割れて、下がったテンションとともに1日が始まろうとしている青年」という題名の作品が展示される予定だ。
キン・シオタニは、美術の専門教育を受けていないにもかかわらず、独自の表現方法で多くのファンを魅了してきた。彼の画法は版画、イラスト、アクリル、写真に描くなど多岐にわたり、その時々の興味や感覚に従って制作を行っている。キン・シオタニは自身の創作スタイルを「無気力爆発」と呼び、目的もなく全力でその時楽しいことをやる状態を表現している。
展覧会に合わせて、トークイベントやワークショップも開催される。5月3日には落語家の立川晴の輔をゲストに迎え、「旅とアート」をテーマにしたトークイベントが行われる。また、5月4日には「上手くなくていい、おもしろい絵を描こう」というワークショップも予定されている。
彫刻の森美術館は、1969年に開館した日本初の野外美術館で、四季折々の箱根の自然を楽しみながら芸術作品を鑑賞できる場所として知られている。今回のキン・シオタニ展は、美術館の屋内展示場である丸太広場キトキで開催される。
キン・シオタニの独特な世界観と、箱根の豊かな自然が融合するこの展覧会は、アートファンだけでなく、新しい発見や刺激を求める人々にとっても魅力的なイベントとなりそうだ。絵と題名の両方を観て想像力を膨らませ、キン・シオタニの「無気力爆発」の世界を体験してみてはいかがだろうか。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000004.000126100.html