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大阪工業大学卒業生の絵本作家、にしかわなおこさんの原画展が開催中!緻密な作風と制作過程に迫る

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報道発表
ゆったりと作品が並ぶ原画展の会場(プレスリリースより)

大阪工業大学の図書館大宮本館ギャラリーで、卒業生で絵本作家のにしかわなおこさんによる原画展が開催されている。この展示会では、昨年11月に出版された絵本「もりやまさんとまちやまさんは」の原画を中心に、制作過程のスケッチやメモ、ラフ本、現在制作中の作品など約150点が展示されている。

にしかわさんは、学生時代から創作活動に励み、「ひとめみたらわすれられない。そんなえをかく、ひとになりたい」という思いを胸に絵本作家を目指してきた。その努力が実を結び、2021年には「もりやまさんとまちやまさんは」の元となる作品で、有田川町絵本コンクール最優秀賞とボローニャ国際絵本原画展ファイナリストに選ばれるという快挙を成し遂げた。

にしかわさんの作品の特徴は、その緻密な作風にある。水彩絵の具と墨汁を使って手描きした素材をスキャンし、デジタル上で1000〜1500層もの画像を重ね合わせて1枚の絵を完成させるという、非常に手間のかかる制作方法を採用している。この独特な技法により、木々や建物の一つ一つに細やかな表情が宿り、見る者の心を捉えて離さない魅力的な作品が生み出されている。

今回の展示では、完成作品だけでなく、アイデアノートやスケッチ、ラフ本なども公開されており、にしかわさんの創作プロセスを垣間見ることができる。これは、母校での展示という特別な機会を活かし、後輩たちの創作活動に役立ててほしいというにしかわさんの思いが込められている。

展示会は2023年8月28日まで開催されており、入場は無料。一般の方も自由に鑑賞することができる。絵本や芸術に興味がある方はもちろん、創作活動に携わる人々にとっても、大きな刺激と学びを得られる貴重な機会となっている。大阪工業大学の図書館ホームページで開館カレンダーを確認の上、ぜひ足を運んでみてはいかがだろうか。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000124.000140284.html