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話題沸騰!中学入試最多出題の小説『あの空の色がほしい』が重版決定 - 100年後も残る感動作の誕生か

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小説・シナリオ
童話・児童文学
報道発表
プレスリリースより

画家として知られる蟹江杏さんが初めて手がけた小説『あの空の色がほしい』が、出版界で大きな話題を呼んでいる。河出書房新社から2024年5月に刊行されたこの作品は、2025年度の中学入試で最多の出題数を記録し、4月23日には重版が決定した。

本作は、絵を描くことが大好きな小学生マコと、近所で「変人」と呼ばれる芸術家オッサン先生との交流を軸に、マコの成長を描いた感動作だ。80年代後半の東京・日野市を舞台に、学校でも家庭でもない「サードプレイス」での体験を通じて、主人公が自分の道を見つけていく姿が丁寧に描かれている。

著名人からの賞賛の声も相次いでおり、作家の落合恵子さんは「群青色の色鉛筆が、すきになった。自分を前より、すきになった。そうして誰かをも、すきになった」とコメント。彫刻家の吉田穂積さんも「75のお爺さんも、ドキドキ、ワクワクしながら読みました」と絶賛している。

教育関係者からも注目を集めており、前日野市教育長の堀川拓郎氏は「人工知能が目まぐるしく進化する今だからこそ心に響く、まるでアートの世界に飛び込んだような、どこまでも自由な、感性と想像力の『たからもの』が詰まった一冊です」と評している。

『あの空の色がほしい』は、「現代版『窓ぎわのトットちゃん』」とも称される新しいYA文学の傑作として、子どもから大人まで幅広い読者の心を捉えている。人間の感性や創造力の大切さを改めて問いかける本作は、AIが急速に発展する現代だからこそ、多くの人々の共感を呼んでいるのかもしれない。

蟹江杏さんは画家としても高い評価を受けており、全国の美術館や百貨店で個展を開催するほか、NPO法人3.11こども文庫の理事長として被災地の子どもたちに絵本や画材を届ける活動も行っている。その多彩な活動が評価され、2021年にはPenクリエイター・アワードで審査員特別賞を受賞している。

今後も注目を集め続けそうな『あの空の色がほしい』。100年後まで残る名作になるかもしれない、この感動作をぜひ手に取ってみてはいかがだろうか。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000918.000012754.html