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「朽ちゆく美」に162,000円の希望 - 能登半島地震復興支援展が寄付金報告

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アート・絵画・工芸
絵画(日本画・洋画)・美術展
報道発表
プレスリリースより

福岡・天神の現代アートギャラリー「YUGEN Gallery FUKUOKA」が、能登半島地震の復興支援に向けた意義深い取り組みを行った。2025年3月に開催された「蓮井幹生+錦山窯コラボレーション展『朽ちゆく果てにも美は宿る』」のチャリティー活動で集まった寄付金162,000円を、「能登とともに基金」に寄付したことを発表した。

この展覧会は、110年以上の歴史を持つ九谷焼の窯元「錦山窯」と写真家・蓮井幹生氏のコラボレーション企画だ。能登半島地震で被災した貴重な陶磁器作品を蓮井氏が撮影し、16点の作品を通じて伝統工芸の普遍的な美と自然の不条理を鮮やかに描写した。破壊された作品にも宿る美しさと存在感が、観る者の心を強く揺さぶる展示となった。

YUGEN Galleryは2022年に設立された日本の現代アートを専門とするギャラリーで、東京と福岡に拠点を持つ。ギャラリー名の「YUGEN」は日本の美的概念「幽玄」に由来し、日本のアート作品の奥深さや気品を多くの人々に伝えたいという思いが込められている。

今回の展覧会は、アートの力を通じて被災地支援に貢献する取り組みとして注目される。さらに、5月17日から31日まで石川県小松市のギャラリー「嘸旦」でも巡回展が開催される予定だ。入場は無料だが、ギャラリーはアポイント制となっている。

この展覧会を通じて、伝統工芸の価値や災害からの復興、そしてアートの持つ力について改めて考えさせられる。被災地の一日も早い復興を願うとともに、アートを通じた支援の輪が広がることが期待される。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000417.000074187.html