台湾発の気鋭アーティスト、マンボウ・キーが日本初の大規模個展を開催!家族とアイデンティティを探求する『Home Pleasure』展


台湾を代表する新進気鋭のフォトグラファー・アーティスト、マンボウ・キー(登曼波)による日本初の大規模個展『Home Pleasure|居家娛樂』が、2025年5月30日から6月9日まで渋谷PARCO4Fの「PARCO MUSEUM TOKYO」にて開催される。本展は、クィアカルチャーやジェンダー、セクシュアリティなど、個人的かつ社会的なテーマを探求する意欲的な内容となっている。
マンボウ・キーは、1994年に父親の秘蔵ビデオテープを発見したことをきっかけに、自身のアイデンティティや家族関係の探求を始めた。その経験から生まれた代表作『Father's Videotapes』は、2019年に台北美術賞のグランプリを受賞し、高い評価を得ている。
本展では、『Father's Videotapes』シリーズの未発表作品や日本未公開作品を中心に、写真、映像、インスタレーションを通じて、マンボウ・キーの創作世界を多角的に紹介する。また、日本統治時代に台湾で生まれ育った祖母をモチーフにした作品や、ファッション誌で撮影した作品、本展のために新たに制作された作品も展示される。
さらに、本展に合わせて写真集『Home Pleasure|居家娛樂』(PARCO出版)の刊行も予定されており、マンボウ・キーの作品世界をより深く理解できる機会となるだろう。
展覧会は、LGBTQ+コミュニティを称えるグローバルプライド月間に合わせて開催され、入場は無料となっている。多様性を尊重し、差別や偏見のない社会を目指す啓発活動の一環としても注目される展覧会だ。
台湾のアートシーンを牽引する若手アーティストの作品に触れられる貴重な機会。個人的な記憶と社会的なテーマが交錯する独自の表現世界を、ぜひ会場で体感してほしい。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000144.000065348.html