公募/コンテスト/コンペ情報なら「Koubo」

静岡の小さな町が舞台!「幸せの黄色いポスト」が紡ぐ感動の物語

タグ
小説・シナリオ
小説
報道発表
プレスリリースより

静岡県菊川市の実在する「幸せを届ける黄色いポスト」が、心温まる小説の舞台となった。静岡県在住の人気小説家・いぬじゅんが執筆した「幸せの黄色いポスト それは十年前から届いた手紙でした」(集英社オレンジ文庫)が、読者の涙を誘う感動作として注目を集めている。

この小説は、10年前に黄色いポストに投函された手紙が、様々な境遇の5人に届くという設定で、それぞれの人生を描いた5つの短編で構成されている。高校生の片思い、夢を追いかけられないOL、仕事一筋のサラリーマン、不登校の中学生、そして夫を亡くした女性。彼らの人生が、一通の手紙によってどのように変化していくのか、読者の心を掴んで離さない。

菊川市に実在する「幸せを届ける黄色いポスト」は、2024年5月に市が日本郵便と連携協定を締結したことをきっかけに誕生した。市職員が手作業で黄色いペンキを塗り、完成させたこのポストは、市制10周年記念の際に市民から預かった「10年後へのメッセージ」を20周年記念事業として発送するという、まさに小説のモチーフそのものの役割を果たしている。

いぬじゅん氏は、菊川市長との交流がきっかけでこの小説の構想を練ったという。執筆にあたっては実際に菊川市を訪れ、市職員の案内で地元の名所や特徴的なスポットを巡り、作品に反映させた。そのため、小説には市内の実在する場所が多く登場し、読者に菊川市の魅力を伝える役割も果たしている。

小説の発売を記念して、菊川市ではトークイベントや「菊川チャバチュー2025」と題した、茶畑で想いを叫ぶユニークなイベントも開催。これらのイベントには多くの参加者が集まり、小説と菊川市への関心の高さを示した。

今後、菊川市では「幸せを届ける黄色いポスト」に関連した事業展開を計画している。聖地巡礼スポットの整備やツアーイベントの開催、SNSを活用した参加型企画など、より多くの人に菊川市の魅力を伝える取り組みを進めていく予定だ。

「幸せの黄色いポスト」は、単なる小説の舞台を超えて、地域活性化や人々の心をつなぐ象徴となりつつある。この小さな町の物語が、多くの人の心に届き、新たな「幸せ」を生み出すことが期待される。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000025.000118432.html