カカオの殻が鉛筆に!?ガーナの子どもたちに"学び"を届けるアップサイクル展が原宿で開催中


原宿の「UNKNOWN HARAJUKU」で、ユニークな社会貢献型アート展が開催されている。「ゴミと鉛筆とアート展」と題されたこの展示会は、ガーナのカカオ農園で廃棄されていたカカオの殻を再利用して作られた鉛筆「CHOCOPEN」を使用したアート作品を展示している。
この展示会は、CLOUDYと三菱鉛筆株式会社が共同で企画したもので、2025年5月2日から11日まで開催される。展示されている作品は、国内外の36名のアーティストによって制作されたものだ。注目すべきは、これらの作品の売上の一部がガーナの学校建設支援に活用されるという点だ。
CHOCOPENプロジェクトは、ガーナのカカオ農園で働く子どもたちに"描く自由"を届けることを目的としている。多くの子どもたちが学校に通えず、チョコレートを見る機会すらない現状を変えるため、廃棄されていたカカオの殻を鉛筆に変え、教育の機会を創出するという画期的な取り組みだ。
さらに、5月10日(土)には特別トークイベント「えんぴつが教えてくれる、お金と未来と"本当の価値"」が開催される。このイベントには、アーティストの目黒ケイさん、社会的金融教育家の田内学さん、そしてCLOUDY代表の銅冶勇人さんが登壇。「表現」「教育」「お金」をテーマに、"本当の価値"について語り合う予定だ。
この展示会とイベントは、アートを通じて社会課題に取り組む新しい形を提示している。廃棄物のアップサイクル、教育支援、そしてアートの融合は、持続可能な社会づくりへの興味深いアプローチと言えるだろう。原宿を訪れる際は、ぜひこの意義深い展示会に足を運んでみてはいかがだろうか。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000061.000078139.html