世界中から集結!ヘラルボニーが国際アートアワードの展覧会を開催


株式会社ヘラルボニーが主催する国際アートアワード「HERALBONY Art Prize 2025」の展覧会が、2025年5月31日から東京・丸の内で開催される。65の国と地域から集まった1,320名の障害のある作家による2,650作品の中から選ばれた、グランプリ作品をはじめとする65点が一堂に会する。
グランプリに輝いたのは、フランス出身のエヴリン・ポスティック氏による「La Reine Charlotte (シャーロット王妃)」。カナダの古地図上に描かれた海洋生物のような不思議な形態が、審査員を魅了した。ポスティック氏は「線が絵に変わる瞬間、日常から解放され夢をみる」と語り、その独特の世界観が高く評価された。
展覧会では、作品鑑賞だけでなく多彩なイベントも用意されている。オープニングイベントでは、グランプリ作家や審査員によるトークセッション、公開アート制作などが行われる。また、会期中は作品解説付きの「アートクルーズ」や、子ども向けの「キッズアートクルーズ」、視覚障害者と晴眼者が一緒に楽しめる「雑談型観賞プログラム」など、アートをより深く味わえる企画が目白押しだ。
ヘラルボニーは「異彩を、放て。」をミッションに掲げ、障害のあるアーティストの作品を通じて新たな文化の創出を目指している。今回の展覧会は、そんな彼らの思いが詰まった意欲的な取り組みといえるだろう。
会場は三井住友銀行東館1Fアース・ガーデン。入場は無料で、2025年5月31日から6月14日まで開催される。アートを通じて多様性の価値を体感できる貴重な機会。初夏の東京で、世界中から集まった才能あふれる作品たちとの出会いを楽しんでみてはいかがだろうか。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000386.000039365.html