脳波で未来を描く!Konelの革新的アートプロジェクトが台湾デザイン展に登場


クリエーター集団Konelが、台湾・台北で開催される《ΔDesignArt 2025》に参加する。注目を集めるのは、脳波データを活用した「BWTC」と、目に見えない力を可視化する「Visible Stress」という2つの革新的なアートプロジェクトだ。
「BWTC」は、市民から脳波を買い取り、そのデータを収益化するユニークな取り組みだ。台湾の老舗ガラスメーカー「春池玻璃」とコラボレーションし、脳波で得た貨幣と交換可能なリサイクルガラス製の記念コインを制作。現代社会における情報の価値や、新たな取引の形を探求している。
一方、「Visible Stress」は、Konelに所属するクリエイター・都淳朗が主宰するAAAQが手がける作品だ。光弾性という現象を利用し、応力という目に見えない力を鮮やかに可視化する。東京都・葛飾区の真空成形工場「ラヤマパック」との協力により、日常に潜む美しい力の世界を体感できる作品となっている。
展示会場となるのは、台北のホテル「The Place Taipei」の一室。来場者は視覚・触覚・思想の三方向からアプローチする、斬新な体験が待っている。今回のテーマ「Pairing(ペアリング)」に基づき、異分野の協働から生まれる新たな価値創造を目指す。
さらに、展示に合わせて開催されるトークセッション「Good Singularity: 美しい未来を加速する創造的な実践」も見逃せない。Konel代表の出村光世氏とAAAQ主宰の都淳朗氏が登壇し、テクノロジーと文化の融合について語り合う。
《ΔDesignArt 2025》は、2025年5月9日から11日まで開催。アジア圏を中心とした先進的な作品が一堂に会する、台湾初のデザイナー/アーティストの視点に焦点を当てた展覧会だ。Konelの挑戦的なプロジェクトを通じて、テクノロジーと芸術が織りなす未来の可能性を垣間見ることができるだろう。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000044.000057032.html