93歳の現役理事も出展!第84回日本画院展、新設賞も加わり2025年5月に開催


日本画の新たな魅力を発信し続ける「日本画院展」が、2025年5月29日から6月4日まで東京都美術館で開催される。80年以上の歴史を誇るこの展覧会は、若手からベテランまで幅広い世代の作家が参加し、現代的感覚あふれる作品が一堂に会する。
今回の第84回展では、93歳の現役最高齢理事・鈴木美江氏の作品も展示予定。その創作への情熱は、次世代の作家たちに大きな刺激を与えている。また、新たに「池之端画廊賞」が設けられ、副賞として1万円が授与されるなど、作家支援にも力を入れている。
国際的視野を持つ人材育成を目的とした「ロバート・クラウダー賞」も注目だ。受賞者にはロサンゼルスでの滞在研修の機会が与えられ、海外の芸術・文化に触れることで、日本画の新たな可能性を探る。
会期中には作品トークやワークショップも開催。5月30日には「色鉛筆で描く花」というワークショップが予定されており、日本画院理事の鈴木英之氏が講師を務める。
入場料は一般500円。学生以下や障がい者手帳をお持ちの方は無料で入場できる。また、「特別展」チケット持参の方も無料となっている。
1938年に創立された日本画院は、「新たなる時代を負うべき鋭意の作家を迎えて、共に研鑽しその発達奨励に寄与せんことを期する」という創立趣旨のもと、日本画の発展に貢献してきた。その精神は今も脈々と受け継がれ、本展では伝統と革新が融合した作品群を楽しむことができる。
世代を超えた作家たちの息吹を感じられる「第84回日本画院展」。日本画の新たな魅力に触れる絶好の機会となりそうだ。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000161710.html