Swarovskiの新たな「不思議の部屋」が誕生!日本人アーティストが紡ぐ、クリスタルと赤い糸の物語


オーストリアの宝飾ブランド「Swarovski(スワロフスキー)」が運営する「Swarovski クリスタル・ワールド」に、新たな魅力が加わった。2025年5月8日、日本人アーティスト塩田千春氏による新しい「Chamber of Wonder(不思議の部屋)」が公開されたのだ。
「Crystallizing Identity」と名付けられたこの作品は、人と人とのつながりをテーマにした壮大なインスタレーションだ。赤い毛糸とクリスタル・ビーズが織りなすネットワークが空間を包み込み、日本の「赤い糸伝説」を想起させる。糸は最終的に、Swarovski Manufakturの技術によって作られた足、腕、そしてアーティスト自身の手のかたちへと収束していく。
塩田氏は今回初めてSwarovskiのクリスタルを作品に取り入れた。「私たちは自分だけの経験をしていると思いがちですが、実はすべてがつながっています」と語る彼女は、この作品を通じて、個性の輝きと他者との深い関係性の両立を探求している。
Swarovskiチーフ・コマーシャル・オフィサーのミケーレ・モロンは、「130年にわたり、Swarovskiは革新と芸術性を融合させ、感動とインスピレーションこそが真のラグジュアリーだと信じてきました」と述べ、この新しい展示がブランドの理念を体現していることを強調した。
Swarovski クリスタル・ワールドは、1995年の創業100周年を記念して誕生した施設だ。以来、草間彌生やジェームズ・タレルなど、世界的に著名なアーティストたちが作品を提供してきた。今回の塩田氏の作品も、この伝統に新たな輝きを加えることだろう。
「Crystallizing Identity」は、アートと宝飾の融合点に立つ魅力的な作品だ。Swarovski クリスタル・ワールドを訪れる際は、ぜひこの新しい「不思議の部屋」も体験してみてはいかがだろうか。きっと、クリスタルの輝きと芸術の深みに魅了されることだろう。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000107.000007029.html