京都の伝統と革新が融合!100万円の賞金も!「TRADITION for TOMORROW」コンペ第2回開催決定


京都の伝統工芸の未来を切り開く注目のコンペティションが再び開催される。京都伝統産業ミュージアムが主催する「TRADITION for TOMORROW(トラディション フォー トゥモロー)」の第2回が2025年に開催されることが決定した。このコンペは、京都の伝統産業の技術や素材を活かしつつ、現代の生活に溶け込む革新的な工芸品や製品の提案を募集するものだ。
注目すべきは、グランプリには100万円、学生部門賞には30万円という賞金が用意されていることだ。さらに、オーディエンス賞など複数の賞も設けられており、参加者のモチベーションを高める仕組みとなっている。応募要項は2025年7月1日に公開予定で、8月18日から11月16日まで応募を受け付ける。
このコンペティションの特徴は、単なる作品の評価にとどまらず、入選作品を実際に展示し、一般の人々の目に触れる機会を提供することだ。2026年2月から京都伝統産業ミュージアムで展示が行われ、来場者による投票や審査員による最終選考が実施される。これにより、作品の発信だけでなく、販売や受注につながる可能性も広がる。
募集部門は「職人・作家部門」と「学生部門」の2つ。職人・作家部門は京都にゆかりのある伝統工芸の職人や作家が対象で、学生部門は全国の芸術系大学生や専門学校生、工芸系の教育機関で学ぶ学生が対象となる。両部門とも、現代の生活空間に調和しながら、伝統の価値や存在感を表現する作品が求められている。
伝統と革新の融合、そして若い才能の発掘。このコンペティションは、京都の伝統産業に新たな息吹を吹き込む可能性を秘めている。伝統工芸に興味がある人はもちろん、デザインや現代アートに関心のある人にとっても、見逃せないイベントとなりそうだ。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000133.000077909.html