神戸市の総合福祉ゾーン「しあわせの村」で開催される「こころのアート展」が、第14回の出展者募集を開始した。この展覧会は、障がいのあるアーティストを支援し、ソーシャルインクルージョンの実現を目指す全国でも珍しい"個展型"の公募展だ。

通常の公募展とは異なり、「こころのアート展」では選出された作者がそれぞれ約10点の作品を展示する。これにより、各アーティストの独自の世界観を深く味わうことができる。2011年から毎年開催されているこの展覧会は、障がい者の個性が発揮される場を広げ、共生社会の発展に貢献することを目指している。

募集期間は2025年5月15日から6月15日まで。応募資格は兵庫県在住、在勤、在学、通所の個人の障がい者で、すでに10点以上の展示可能な作品を持つ方となっている。入選者の作品は約1年間借用され、本展のほか、しあわせの村内やサンポチカギャラリーなどでも展示される予定だ。

第14回こころのアート展は2025年12月4日から2026年1月12日まで、しあわせの村本館・宿泊館で開催される。入選者にはオープニングセレモニーへの出席や、各種メディアの取材対応などが予定されている。また、作品にちなんだミニコンサートなどのイベントも企画されており、アートを通じた交流の場としても期待されている。

応募方法や作品の規格など、詳細については公式サイト（https://kokoroart2011.info/）で確認できる。障がい者アートの新たな可能性を切り開くこの展覧会に、多くのアーティストの参加が期待される。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000007.000152637.html