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カンヌ映画祭コンペ部門に日本映画『ルノワール』が選出!80年代を舞台に描く少女の夏

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報道発表
(C)2025「ルノワール」製作委員会/International Partners(プレスリリースより)

日本の映画界に朗報だ。早川千絵監督の最新作『ルノワール』が、世界三大映画祭の一つであるカンヌ国際映画祭のコンペティション部門に選出された。本作は、「First Cut Lab Japan 2024」というプログラムで編集コンサルテーションを受けた作品で、その成果が実を結んだ形となる。

『ルノワール』は、1980年代のバブル経済絶頂期を舞台に、11歳の少女フキの夏休みを描いた物語だ。豊かな感受性と想像力を持つフキの目を通して、大人の世界の複雑さや滑稽さが描かれる。しかし、闘病中の父と仕事に追われる母の間に生まれる溝が、フキの日常にも影を落としていく。

本作の魅力は、nostalgiaを感じさせる80年代の日本の描写と、少女の繊細な心の動きを巧みに織り交ぜた点にある。鈴木唯、石田ひかり、リリー・フランキーら実力派俳優陣の演技も見どころだ。

監督の早川千絵は本作が長編2作目となる。彼女の繊細な演出力と、国際的な編集チームの力が融合し、世界が認める作品に仕上がったと言えるだろう。

『ルノワール』は5月17日にカンヌで上映された後、6月20日より日本での劇場公開が予定されている。日本映画の新たな才能の誕生を予感させる本作に、今から期待が高まる。

なお、本作の製作には日本だけでなく、フランス、シンガポール、フィリピン、インドネシアも参加しており、まさに国際色豊かな作品となっている。グローバル化が進む映画業界において、日本映画の新たな可能性を示す作品として注目を集めそうだ。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000074.000103029.html