所沢の魅力を客室に!地元ホテルが斬新なアートコンペを開催


埼玉県所沢市の「所沢パークホテル」が、地元の魅力を発信する斬新な取り組みを始めた。「所沢パークホテルルームクリエイティブコンペティション(RCC)」と銘打たれたこのアートコンペは、プロ・アマ問わずクリエイターから作品を募集し、選ばれた作品を実際にホテルの客室に飾るという画期的な企画だ。
コンペのテーマは「あなたの思う"ところざわ"」。武蔵野の森や狭山丘陵の風景、祭りの光景、都会的な駅周辺の様子など、所沢の魅力を自由に表現した作品が求められている。一次審査の締め切りは2025年5月末日で、選考を通過したクリエイターは7月15日までに作品を提出。8月には展示が開始される予定だ。
所沢パークホテルの内川英敏支配人は、「お客様が客室に飾られた絵に向き合い、所沢の魅力や雰囲気を感じてもらえたらうれしい」と語る。ホテル経営において「所沢」へのこだわりを持ち続けてきた内川氏。地元の食材を使った料理の提供や、所沢産の竹で作った青竹踏みの設置など、様々な形で地域色を打ち出してきた。
審査員には、現代美術家の井口雄介氏をはじめ、所沢にゆかりのある6名が名を連ねる。井口氏は「自由な発想を待っている。ホテルに飾る絵という枠に捉われ過ぎないでほしい」とコメント。手描きの絵画だけでなく、CG作品や写真、彫刻作品を写真に撮って提出することも可能だという。
グランプリ受賞者には賞金10万円が贈られ、受賞作品と過去作の合計40点がスイートルームを含む客室に飾られる。また、ホテルロビーでの展示販売も予定されている。
所沢の新たな魅力を発掘し、ホテルの客室を通じて発信するこの試み。地域の文化振興とホテルの付加価値向上を同時に実現する、注目の企画となりそうだ。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000161686.html