爆笑必至!鳥類学者が明かす「研究以外の日常」 - 川上和人の新刊で笑って学ぶ鳥類学の世界


鳥類学者として知られる川上和人氏の人気エッセイシリーズ最新刊『鳥類学者の半分は、鳥類学ではできてない』が、新潮社から発売された。本書は、シリーズ第3弾となる爆笑エッセイで、鳥類学者の日常をユーモラスに描写している。
川上氏のエッセイシリーズは、これまでに累計20万部を突破する大ヒットを記録。第1作『鳥類学者だからって、鳥が好きだと思うなよ。』は20回もの重版を重ね、今なお読者を魅了し続けている。
今回の新刊では、離島でのフィールドワークにまつわる珍事件はもちろん、学会運営やラジオ出演など、研究以外の活動にも焦点を当てている。例えば、NHK「子ども科学電話相談」での奮闘ぶりや、日本鳥学会運営の舞台裏など、鳥類学者の多岐にわたる活動が明かされる。
本書の特徴は、単なる爆笑エッセイにとどまらない点だ。野生動物研究に関心のある読者や、研究者を志す学生にとっても、研究のプロセスや学問普及の重要性を学べる一冊となっている。川上氏の軽妙洒脱な文体で綴られた「笑って学べる」内容は、幅広い読者層から支持を得そうだ。
興味深い章立ても本書の魅力だ。「鳥類学者は窮地に笑う」「鳥類学者、カッパと戯れる」など、ユニークなタイトルが並ぶ。特に「カッパの先祖は鳥類だった?」という考察は、読者の好奇心をくすぐること間違いない。
川上和人氏は1973年生まれの農学博士。現在は森林総合研究所鳥獣生態研究室長を務める傍ら、多数の著書や図鑑の監修を手がけている。その幅広い活動と独特の視点が、本書の随所に活かされているのだろう。
『鳥類学者の半分は、鳥類学ではできてない』は、鳥類学の世界を楽しく学べるだけでなく、研究者の日常や学問普及の苦労と喜びを垣間見ることができる一冊だ。知的好奇心を刺激されたい読者にとって、まさに格好の読み物と言えるだろう。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002109.000047877.html