川崎市の新名所誕生!市民参加型ウォールアートが小田急線沿いに出現


川崎市と小田急電鉄株式会社が連携し、登戸・向ヶ丘遊園駅周辺地区に新たな魅力スポットが誕生した。小田急線の鉄道施設側面に、市民参加型のワークショップを通じて制作されたウォールアートが完成し、注目を集めている。
このプロジェクトは、「小田急沿線まちづくり」に関する包括連携協定に基づいて実施された。目的は、アートを通じて生田緑地や多摩川などの地域の魅力を発信し、新たな価値を創造するとともに、まちの回遊性を向上させることだ。
ウォールアートの制作場所は多摩区登戸2580番1付近の小田急線鉄道施設側面で、高さ約3〜4m、幅約40mの大規模なものとなっている。アートには生田緑地や多摩川を象徴する場所や人、キャラクターなどが描かれ、地域の特色が色濃く反映されている。
特筆すべきは、このウォールアート制作に市民が直接参加できる機会が設けられたことだ。令和7年3月23日に開催されたワークショップには、8組約20名が参加。子どもたちからは「楽しかった、またやりたい!」という声が上がり、保護者からも「アートに触れられる貴重な体験ができた」と好評を博した。
ウォールアートのコンセプトは、生田緑地や多摩川の豊かな自然景観をベースに、地域の日常生活をリズミカルなラインで表現したものだ。向ヶ丘遊園サイドにはばら苑や日本民家園のある生田緑地が、登戸サイドには多摩川が描かれ、地域にまつわる様々な要素が調和よく配置されている。
制作を担当したのは、プロポーザルで選ばれたガーデングローブ合同会社。アーティストはGravityfree(グラヴィティフリー)が務めた。完成したウォールアートの写真や制作過程の動画は、川崎市のホームページでも公開されている。
このプロジェクトは、国土交通省が推進する「ウォーカブルなまちづくり」の一環でもある。今後も川崎市は、生田緑地などの自然環境や文化施設等を活かした魅力的な拠点形成や、まちのにぎわい創出を目指し、歩きたくなるまちづくりを進めていく方針だ。
新しいウォールアートは、地域の新たなランドマークとして、多くの人々の目を楽しませ、まちの活性化に貢献することが期待される。川崎市を訪れる際は、ぜひこの色鮮やかな芸術作品を自分の目で確かめてみてはいかがだろうか。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000165.000124454.html