「おじいちゃん小学校のぼうけん」で学ぶ資源循環!創立40周年の城東開発が環境教育に新たな一手


愛媛県松山市の産業廃棄物リサイクル企業、城東開発株式会社が創立40周年を記念して、小学生向けの環境教育絵本「おじいちゃん小学校のぼうけん」を出版した。この絵本は、資源循環の大切さを子どもたちに伝えることを目的としており、6月5日の「環境の日」に合わせて松山市内の小学校や幼稚園、図書館に寄贈される予定だ。
絵本の主人公は、長年子どもたちを見守ってきた"おじいちゃん小学校"。老朽化により解体されることになった校舎の魂が、「ようせい」というキャラクターと一緒に"リサイクルの冒険"に出発する。廃材たちが「リサイクルトンネル」をくぐり、新たな役割を持ったリサイクル品として生まれ変わる様子が描かれている。
城東開発株式会社は、道後温泉から車で約10分の場所に位置し、廃棄物を「資源」として捉え、リサイクル製品の製造に取り組んでいる。近年では、海洋ゴミ問題の深刻化を受けて、環境教育活動や情報発信にも力を入れており、アップサイクルワークショップの開催や小学校での出前授業なども行っている。
絵本の制作には約1年の期間を要し、イラストを40km/h graphics、デザイン・編集を広告デザイン事務所カンカクが担当。一般社団法人安藤ハザマひとづくり財団の支援も受けて完成した。6月22日には、まつやまRe・再来館のイベントで社員による読み聞かせ会も予定されている。
城東開発株式会社の代表は、「モノは生まれ変わりながら、ずっと人の暮らしに寄り添うことができる」というメッセージを、やさしい言葉と温かなイラストで伝えたいと語っている。この絵本を通じて、子どもたちが資源循環の重要性を自然と学び、環境保全への意識を高めることが期待される。
環境問題への関心が高まる中、こうした企業の取り組みは、次世代の環境教育に新たな可能性を示している。「おじいちゃん小学校のぼうけん」は、6月5日より2,000円(税別)で一般販売も予定されており、家庭でも楽しみながら環境について学べる教材として注目を集めそうだ。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000163051.html