日本人デザイナーが快挙!世界的ポスターコンペで2大会連続グランプリ受賞


グラフィックデザイン界に衝撃が走った。日本のデザインスタジオSTUDY LLC.の代表、ゑ藤隆弘氏が、フィンランドで開催される「ラハティ国際ポスタートリエンナーレ2025」でグランプリを獲得したのだ。しかも、これは2022年に続く2大会連続の快挙となる。
今回のグランプリ作品《Repetition and life: bud, P2424》は、同じ絵柄を3回繰り返すという一見シンプルな構成だが、その奥深さに国際審査員団も舌を巻いた。二次元と三次元を行き来する視覚言語の探究、そして静的な構成を動的な体験へと変換する革新的なアプローチが高く評価されたのだ。
ゑ藤氏は、ポスターをグラフィックデザイン表現の実験場として捉えている。その姿勢は、クライアントワークにも反映され、機能性を超えた独自のデザインアプローチとして結実している。例えば、ビジュアルアイデンティティやサインシステムのデザインにおいても、ポスター制作で得た造形的知見が活かされているという。
「ラハティ国際ポスタートリエンナーレ」は1975年に創設された歴史あるコンペティションだ。今回は50周年記念展として開催され、世界から約4,000点もの応募があった。日本からは過去に亀倉雄策、サイトウマコト、横尾忠則らが受賞しており、ゑ藤氏はその系譜を現代に繋ぐ存在として注目を集めている。
ゑ藤氏の受賞作品は、2025年9月7日までフィンランド・ラハティのラハティ美術館(Malva)で展示される。グラフィックデザインの最先端を体感できる貴重な機会となりそうだ。
日本のグラフィックデザインの底力を世界に示したゑ藤氏。彼の今後の活躍に、デザイン界のみならず、多くの人々が注目している。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000164672.html