公募/コンテスト/コンペ情報なら「Koubo」

ライカの100年祭!限定カメラと写真展で歴史を振り返る

タグ
報道発表
プレスリリースより

ドイツの名門カメラメーカー・ライカが、「ライカI」誕生100周年を記念して世界各地でセレブレーションを展開している。先日、本社のあるドイツ・ウェッツラーで開催された記念イベントは、その集大成ともいえる盛大なものとなった。

約800名の来場者を迎えたこのイベントでは、新製品の発表や写真展、トークイベント、希少カメラのオークションなど、多彩なプログラムが用意された。特に注目を集めたのは、100台限定で販売された「ライカM11 100 Years of Leica "WETZLAR GERMANY"」だ。ウェッツラーの都市名が刻印されたこの特別モデルは、100年前に写真界に革命をもたらした「ライカI」へのオマージュとなっている。

また、エルンスト・ライツ・ミュージアムでは、アメリカを代表する写真家ジョエル・マイロウィッツの大規模な回顧展「The Pleasure of Seeing」が開催。ライカギャラリー・ウェッツラーでは、フォトジャーナリストのエドゥアール・エリアスによる「Eyewitness」展と、ミュージシャンのジェイミー・カラムによる「These Are the Days」展が同時開催された。

さらに、映画監督ライナー・ホルツェマーによる100周年記念ドキュメンタリー映画『Leica, A Century of Vision』の特別プレミア上映も行われた。スティーブ・マッカリーやセバスチャン・サルガドなど、世界的に著名な写真家たちが登場するこの作品は、写真界におけるライカの重要性を改めて示すものとなっている。

イベントの締めくくりとなったライツ・フォトグラフィカ・オークションでは、1923年製の「Leica 0-Series No. 112」が720万ユーロという驚異的な価格で落札された。これは「ライカI」のプロトタイプの1つで、その希少性と歴史的価値が改めて証明される結果となった。

ライカの100年にわたる歴史は、単なるカメラ製造の歴史ではない。それは、世界の見方を変え、写真文化を発展させてきた革新の歴史でもある。この記念イベントを通じて、ライカは過去の栄光を称えるだけでなく、未来への展望も示した。スマートフォンやホームシネマ、眼鏡レンズ、腕時計など、新たな事業領域への挑戦を通じて、ライカは次の100年に向けて歩み始めている。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000083.000011879.html