富士通のヘルスケアAI実証実験にLivetoonの音声技術が採用


富士通のヘルスケアAIに音声技術を提供
株式会社Livetoonは、富士通株式会社が推進するヘルスケアAIエージェントの実証実験において、音声合成および音声認識技術を提供したことを発表した。本プロジェクトは医療機関の経営効率化と安定的な医療サービス提供を目的とし、受付・問診・診療科分類などの業務を自動化するAIエージェントの開発を進めている。
国内外の競合から選ばれた高精度音声技術
プロジェクト期間中、日本語の漢字読み分けや医療用語の発音精度において、国内外の複数の音声技術プロバイダーからLivetoonがファーストチョイスとして選定された。富士通からは「音声読み上げ特有の違和感がかなり小さく驚いた」との評価を受け、当初検討されていた他社技術からの切り替えが実現している。
超低遅延と高精度を実現する音声合成技術
Livetoonが提供する日本語音声合成技術は、短文120ミリ秒、長文760ミリ秒という最速級の処理速度を実現する。読み上げ精度はエンタメ域91.5%、ビジネス域90.0%を達成し、医療用語や漢字の読み分けを高精度で処理できる。さらに患者に寄り添う温かみのある感情表現も実装されている。
リアルタイム処理を実現した音声認識技術
音声認識技術では、従来の2,000ミリ秒から200ミリ秒へと10倍速の高速化を達成した。問診や受付での自然な対話を正確にテキスト化し、医療現場特有の環境音にも対応するノイズ耐性を備えている。これにより、医療現場での実用性が大幅に向上した。
医療とAI開発の両面から課題解決へ
最高技術責任者の長嶋大地氏は、AI開発者であると同時に医師としての経験も持つ。日本の医療機関が直面する長時間労働や業務負担といった課題を理解し、フルスクラッチで開発した純国産の音声技術がその解決の一助となることに大きな意義を感じているという。代表取締役の木下恭佑氏は、AIが効率や利便性を超えて人と社会に新しい物語を生み出すことを目指すと述べている。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000031.000142578.html