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素潜り・手銛一本で100kg超イソマグロ捕獲、2025植村直己冒険賞受賞

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報道発表
受賞者の小坂薫平さん(プレスリリースより)

2025年の冒険賞は「生き物との対峙」で初受賞

兵庫県豊岡市は2026年2月12日、明治大学グローバルホール(東京都千代田区)で2025「植村直己冒険賞」の受賞者を発表しました。30回目となる今回、素潜り・手銛一本で前人未到の100kg超イソマグロを捕獲した小坂薫平さんが選ばれています。これまでの受賞は山、川、極地といった冒険が多かったものの、今回初めて生き物と対峙する冒険が受賞することになりました。

小坂薫平さんのプロフィール

1995年秋田県生まれの小坂さんは、東京海洋大学在学中に素潜りと手銛漁に目覚めました。身一つで海中に潜り、ゴムひもの力で約4メートルの手銛を放ち魚を突く「手銛漁」で現在までに6個の世界記録を達成しています。以降、年間250日を海で過ごし、海の厳しい環境で命懸けの挑戦を続けてきました。サバ科の「イソマグロ」は英語名では「Dogtooth Tuna」と呼ばれる鋭い牙を持つ巨大魚で、2015年から100kg超えのイソマグロを狙い始めたといいます。

10年越しの挑戦で金字塔を打ち立てる

2021年からは毎年2カ月間、イソマグロを狙い遠征を続けてきた小坂さん。2025年5月に南西諸島で遠征していた最終日に、全長198cm、重さ105.5kgのイソマグロを手銛で仕留めました。この10年越しの挑戦によって新たな金字塔を打ち立てています。

フェアな勝負に挑む独創的な冒険

小坂さんの挑戦を特徴づけるのは、エアタンクや水中銃といった現代的な道具を一切用いず、素潜りと手銛一本という古典的な手段にこだわる姿勢です。より安全で確実な方法がある中で、あえて危険で不合理な方法を選び、肉体と精神の限界のみで海と対峙しています。これは単なる漁ではなく、自然の渦中に身を投じ、「命と命の駆け引き」をすること自体を冒険の目的とした、哲学的で独創的な探求です。また、当初はカナヅチであったという逆境から驚異的な自己鍛錬を経て、潜水能力(息止め6分45秒、潜水68m)を極限まで高めた経緯そのものが、強い意志力の証となっています。

授賞式は6月20日に開催

本賞の授賞式は、2026年6月20日(土曜日)に日高文化体育館(日高町祢布)で開催される予定です。受賞者への表彰のほか、小坂さんの記念講演も行われます。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000081.000141667.html