患者の声を医療政策に反映へ、中医協改革シンポジウムが実現を議論


中医協改革がもたらす患者・当事者参画の可能性
特定非営利活動法人日本医療政策機構(HGPI)は、中央社会保険医療協議会(中医協)改革に関するシンポジウムを開催しました。2025年10月20日に発足した新政権の連立合意書には、患者・当事者の声の反映及びデータに基づく制度設計を実現するための中医協改革が明記されており、今後の医療政策決定過程において非常に意義深い動きとなっています。
現状の課題と改革への期待
中医協は診療報酬や薬価改定に大きな影響力を持つ厚生労働省の審議会であるにもかかわらず、現行制度では「患者・当事者委員」の明確な枠組みが存在していません。こうした背景から、本シンポジウムでは中医協改革を通じて患者・当事者参画をどのように実現するか、どのような形で声を届け政策に反映していくべきか、そして必要となる仕組みや委員選出のあり方といった論点を中心に、幅広い視点から議論が行われました。
公募から選ばれた患者・当事者が登壇
シンポジウムでは有識者によるショートレクチャーを皮切りに、当機構では初めて実施した「みんなの患者・当事者参画プラットフォーム(J-PEP: Japan's Patient Expert Platform)」の登録者を対象とした公募を経て選定された患者・当事者2名をパネリストとして迎え、パネルディスカッションへと展開されました。公募・選考プロセスの運用には一定の難しさがあることを認識しつつも、今後は幅広い審議会等の各種会議体において、患者・当事者参画の制度的位置づけが広がっていくことが期待されています。
開催概要
日時:2026年1月22日(木)14:00-16:00
形式:対面
会場:TKP東京駅大手町カンファレンスセンター カンファレンスルーム22A
言語:日本語
参加費:無料
プログラムと登壇者
プログラムは14:00から開会・趣旨説明で始まり、14:10-14:45に桜井なおみ氏、千正康裕氏、宗前清貞氏、前村聡氏、森田朗氏によるショートレクチャー「中医協改革の論点」が実施されます。その後14:45-15:40のパネルディスカッション「中医協から『患者の声』を届けるには」では、上記5名に加え新居日南恵氏(NPO法人manma理事)と、J-PEPを通じた公募による登壇者の小宮諒氏および長谷川冬美氏が登壇し、栗田駿一郎氏がモデレーターを務めます。最後に15:40-16:00で会場との質疑応答が予定されています。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000061.000007152.html