『東北のウィーン』を知らずに年は越せない。「郡山市市制100周年記念ロゴマークデザイン募集」
福島県郡山市では、2024年に市制100周年を迎えるため、記念のロゴマークを広く募集中。最優秀賞作品には賞金10万円と、郡山産ブランド米「あさか舞」100kgが贈られます。お米100kgは、小食の大人2人が1年間に消費する量。お腹いっぱい食べられそうです。
記念周年や新しい団体の設立など、ロゴマークを募集する公募は少なくありません。アート関連の公募にチャレンジしたい方におすすめのジャンルです。今回は、郡山市の魅力と合わせて、ロゴマークの公募へ応募する際のヒントもお届けします。
郡山市は『東北のウィーン』という愛称があることをご存知でしたか? まずは郡山市について詳しくなって、アイデアをふくらませましょう!
開拓・復興・発展。歴史と未来の街!
1924年にできた福島県郡山市。東北最大の前方後方墳があり、日本初の長距離高圧送電を実現するなど、時代ごとに重要な動きをみせてきた地域です。農業・商業・工業がバランスよく発展しているのも特徴。現在は再生可能エネルギーへの取り組みもさかんです。
都内23区との人口の比較すると、郡山市は豊島区よりも人口が多く、東北地方有数の都市のひとつとも言えます。けれども、東日本大震災(2011年)以前から比べると、約1万5000人も人口が減っているとのこと。歴史的な震災は、魅力ある同市にも影響を及ぼしました。
そんな同市が近年、特に力を入れているのが観光です。ふくしま逢瀬ワイナリー、鯉に恋する郡山プロジェクト、三万石「ままどおる」など、おいしいものがいっぱい! 純愛と悲恋の「采女(うねめ)伝説」を元にした郡山最大のイベント「うねめまつり」は多くの人で賑わいます。
東北のウィーンでは、がくとくんが活躍
トップ画像に写っている建物は、郡山市の市制施行を記念して建てられた郡山公会堂。国の有形文化財です。構造補強改修工事やLED照明の導入などを経て、現在もホールとして活躍しています。郡山市は「音楽都市こおりやま」としてさまざまな音楽イベントや、東京藝術大学との連携などを展開しています。
なかでも注目したいのは、郡山市のイメージキャラクター「がくとくん」です。妹の「おんぷちゃん」とともに、楽都郡山を盛り上げています。ロゴマークには、がくとくんたちを使用することも可能です。
がくとくんはバンドも結成しています。その名も「がくとくんバンド」! 郡山ゆかりのミュージシャンなど、多くのメンバーがバンドを支えているそうです。
その本格的な演奏はYouTubeでも視聴することができます。
(がくとくんバンド / 羽ばたけ!がくとくん MUSIC VIDEO)
郡山市を知らなかったあなたも、気になってきたのではないでしょうか? 100周年のロゴマークをみんなで考えて、郡山市を応援しましょう!
用途を考えてデザインするのが吉
本公募は、全国どこに住んでいても応募可能です。プロ・アマも問いません。心がけたいのは「どんな場所で使われるデザインか」ということ。最優秀賞に選ばれた作品は、市民・事業者・行政が実施する記念事業や、広報印刷物、市のWEBサイトなどで活用されます。
つまり、「老若男女さまざまな人が見るものであること」そして「小さいサイズでも使用されること」を意識しましょう。視認性が高く、親やすいデザインが望まれます。細かすぎる線や、難解なデザインは採用されにくいかもしれません。これらのポイントは、多くのロゴマークデザインに共通する点です。
郡山市の歴史に、あなたのデザインしたロゴマークが残るかも。はりきって、郡山市の魅力を表現してください!
芦田みどり
公募情報ライター。最近は各地を盛り上げるご当地公募から目が離せない。好物はネギトロ。公募ガイド公式Instagramでも執筆中。
出典:https://www.city.koriyama.lg.jp/site/100th/51485.html
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