宇宙で何を食べたい?「火星料理レシピコンテスト」
NPO日本火星協会では、火星で楽しく暮らすために必要な「食」に注目して、「火星料理レシピコンテスト」を開催します。テーマは「火星から地球と月を眺めながら食べてみたい料理」です。締め切りは2022年1月31日。結果発表は4月頃を予定しています。最優秀火星料理長賞の受賞者には賞金1万円のほか、火星協会オリジナル手ぬぐいが贈られる、楽しいコンテストです。
遠くて近い星、それが「火星」
「宇宙旅行」というとまだ夢物語のようですが、一般人にむけた民間有人宇宙旅行はすでに始まりました。また、アメリカでは、以前から火星移住計画も研究されています。太陽のまわりを回る惑星のなかで、地球の隣にある「火星」。地球との共通点も多く、太陽や月の次に身近な星といえるかもしれません。
今回募集される「火星から地球と月を眺めながら食べてみたい料理」とは、どんな料理でしょうか?主催者のWEBには以下のような設定が書かれています。
「あなたは、20xx年火星で暮らしています。
火星での暮らしは、火星の1日が約24時間40分で1年が約669日もあるという事と、重力は地球の3分の1で、外に出る時に気密服を着なくてはならず、酸素残量も気にする必要があることと、砂嵐に注意しなくてはいけないこと以外は、地球での生活とあまり変わりないです。
食材は、植物工場、養殖池、培養肉(人工肉)、小型家畜、そして食用昆虫等が火星で入手可能と考えられており、さらに調味料等は地球からの補給もあり、あなたの料理に必要な食材がすべて揃っています。都市建設を進めながら、休暇には火星の各地を観光する楽しみがあります。
そして、今晩は望遠鏡で拡大された地球を眺め、地球のことが分かる映像を観ながら友人と2人で食事をする予定です。 その時に食べてみたい料理を考えてください」
夢とロマンのある物語のようですが、実際に判明している事実に基づいており、勉強にもなる興味深い設定です。あなたなら、地球を眺めながら何を食べたいですか?
個人でもチームでも参加可能!
本コンテストは、個人はもちろん、複数名のチームでも応募可能です。応募するレシピは、一般のレシピサイトなどを参考にしてみましょう。宇宙飛行士を夢見ていた大人の方、科学に興味のある学生の皆さん、宇宙に興味のあるお子さんの参加も期待されます。冬休みの宿題にもぴったりです。
材料費用の目安は「2人分で2000円以内(地球での価格)」だそうです。(地球での価格)が面白いですよね。確かに、同じ食材を火星で調達すると、いくらになるかわかりません。そんなことを考えながら、レシピのアイデアを練るのも楽しそうです。
「応募者自身の火星と地球への思いがこもった応募作品を期待しています」と主催者は語ります。火星で人類が暮らす未来を想像して、すてきなレシピを考えてください!
芦田みどり
公募情報ライター。最近は各地を盛り上げるご当地公募から目が離せない。好物はネギトロ公募ガイド公式Instagramでも執筆中。
出典:http://www.marssociety.jp/Recipecontest/
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