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第43弾「第18回因州和紙あかり展」やってみた♪

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アート・絵画・工芸
香山が挑戦!

先日公募をチェックしていたら、和紙のあかり作品を募集しているコンテストを発見しました。募集チラシを見たら、手作りとは思えないおしゃれな作品がいっぱい! こんな作品ができたら、部屋で過ごす時間が素敵になるだろうなぁ…。

ということで、43回目に挑戦するのは、鳥取市 公益財団法人 鳥取市文化財団 鳥取市あおや和紙工房が主催する「第18回因州和紙あかり展」です♪

あかり作品を応募する場合、作品規定に沿ったあかりの台やペンダント用コードを用意・手作りする必要があるので、コンテスト難易度は星★★★★☆です。

応募内容

和紙を使ったあかり作品(照明器具)やオブジェを募集しているこちらのコンテスト。一般部門とジュニア部門(小・中学生に限る)があり、1人につき3点まで応募できます。

作品は電球等の交換ができる構造であれば、床置きの他、壁掛け式や吊り下げ式でもOK! コードは全長2m以上で、光源は電球またはLED電球(どちらも1作品につき40w)を使用すること。電源のON/OFFはコンセントの抜き差しのみで、交流100v電源に限ります。乾電池の使用や、抜き差し以外のスイッチ、調光等は不可となるのでご注意ください。

和紙はなるべく因州和紙を用いること。あかり用の和紙の見本を希望する方は、見本代金330円を出品料に添えてお申し込みください。

応募は郵送または鳥取市あおや和紙工房へ直接持参。一般部門は1点1000円、2点1500円、3点2000円の出品料がかかります。ジュニア部門は無料です。締め切りは2021年12月15日(水)当日消印有効。

材料

秋はお月見のシーズンなので、家でもお月見気分が味わえるような、張り子のあかりを作ってみたいと思います♪ テーブルに飾れるように、形は床置き式にしましょう!

用意した材料は①因州和紙、②フェルト、③風船、④LDE電球、⑤針金、⑥ネジ、⑦ボンド、⑧ソケット、⑨丸い板、➉バンド、⑪ワイヤーです。

あかりを作るのは初めてなので材料探しに苦戦…! 床置き式の台を作るために必要な材料のうち、LDE電球とソケットは電気屋さん、フェルトと針金、ネジ、丸い板、バンド、ワイヤーは100円ショップで手に入りました。

1. 床置き式の台を作ろう!

丸い板の裏面に、同じ大きさにカットしたフェルトをボンドで貼ります。置いた時に、台が滑りにくくなるので安心ですね。

 

丸い板の表面に、ネジでソケットを固定します。木が割れないように、あらかじめキリで下穴を開けておくのを忘れずにしましょう!

 

コードがずれないようにバンドを取り付け、ネジで止めます。今回は手でネジを回しているので、ちょっと力がいります…汗。

 

電球をセットしたら、床置き式の台のできあがり! 試しにコンセントにつないでみたら、ちゃんと光っていました!

2. シェードを作ろう!

和紙を使ってシェードを作っていきましょう。しっかりと形を保てるように、和紙は適度な厚みがあるものをチョイス! 4~5cmくらいの正方形にちぎります。

 

ふくらませた風船に、ちぎった和紙を貼りつけていきます。風船と和紙がくっつかないように、1層目は水で湿らせて貼っていきましょう。

シェードが電球に触れると危険なので、シェードのベースとなる風船は大きめにふくらませました。結構、貼りごたえがあります!

 

2~4層目は、水で薄めたボンドをつけた和紙を貼り重ねていきましょう。空気が入り込んでいる部分や、きちんと貼れていない部分がないように、仕上げにボンドを筆に含ませて塗ります。

 

和紙が貼れました。ちぎった境目が見えないくらい、なめらかな風船の形になっていますね! この状態で2日間ほど置いておき、完全に乾かします。

3. シェードを装飾しよう!

オブジェとしても楽しめるように、シェードに装飾しましょう♪ 第33弾のちぎり絵で学んだことを活かして、和紙を使ったデコレーションをしたいと思います!

 

お月見から連想して、柄はススキとうさぎと紅葉に決定☆ 水で薄めたボンドを筆に含ませ、各パーツを貼りましょう。和紙の毛羽が、ススキの穂先みたい~!

 

装飾ができました。華やかでかわいくなりましたね♪

4. シェードを仕上げよう!

しっかり乾いていることを確認したら、ゆっくりと空気を抜き風船を取ります。

ドキドキしましたが、風船だけきれいに取り出せましたー!

 

ワイヤーと針金でシェードの枠を作りましょう。

シェードが動いて電球に触れないように、下の枠は台の大きさに合わせます。コードを通すためのへこみも忘れずに。上の枠は、熱がこもらないように上部をあける時に使います。

 

枠に合わせて鉛筆で薄く線を引いたら1.5~2cm内側をハサミでカットします。シェードをつぶさないように、慎重に切りましょう!

 

ぐるりと切り込みを入れたらワイヤーを乗せ、ボンドで貼っていきます。

 

さらに、ちぎった和紙を枠に貼ります。切り込みが見えなくなるまで、貼り重ねていきましょう!

 

上部も同じ手順で作ります。できたら1日ほど置いて乾燥させます。

 

シェードができました。さっそく台にかぶせてみましょう! うまくハマるかな…?

完成!

和紙のあかりの完成です! 満月にうさぎが遊んでいるみたいでかわいい♪ 置いておくだけで部屋が秋らしくなりますね。机に置いてみたのですが、あかりの重心を低くしたので安定性があり、倒れる心配はありませんでした。

 

あかりをつけてみると…。わぁ! キレイ~! 和紙の重なりが浮かび上がって幻想的☆ 柔らかな光に包まれて癒されますね。

しばらく点灯実験をしてみたところ、紙が焦げたり異常に温度が高くなったりはしませんでした。これで安心して使えそうです。

あかりとしてもオブジェとしても素敵にできたので、今回の香山的完成度は星★★★★★です! コードの長さが2mないので、コードを足してから応募したいと思います。

今回のポイント&感想

今回のポイントは「安全性」です。本やインターネットで下調べをしたところ、シェードの大きさや形、台の置き方によっては、火災の危険等があるそうです。デザイン性はもちろん、安全性も考慮してあかり作りをしてくださいね。また、配線や電球をセットする時は、電源が切れていることを必ず確認して、感電等に注意してください。

制作にかかった時間は約14時間です(乾燥時間を除く)。今まで、あかりを作るには専門的な道具や知識が必要で大変かも…と思っていたのですが、実際に挑戦してみたらとても楽しく取り組めました。あかりをつけた瞬間は感動的! 和紙のあたたかい光に見とれてしまいました♪

コンテストでは、①和紙の美点を生かしているか、②デザイン・芸術性に優れているか、③特にアピールする点を有するか、という観点から審査を実施。見事、大賞(一般部門)に選ばれた方には賞状&副賞8万円が贈呈されます! この他、鳥取県内の応募作品が対象となる「あおや和紙工房賞」(一般部門)や、賞状&図書カード2千円分が贈られる「入賞」(ジュニア部門)などが用意されています。

さらに、全ての応募作品は「鳥取市あおや和紙工房 企画展示室」で展示! 会期は2022年1月15日(土)~3月21日(月・祝)です。

あなたのあかり作品をお披露目するチャンス! みなさんぜひ応募してみて下さいね!

 

「第18回因州和紙あかり展」

●賞:賞金8万円

●締切:2021年12月15日(水)

 

香山衣美

ライター。公募の入選回数は400回以上。得意分野は川柳や短いエッセイだが、最近はアートや料理公募でも入選している。直近では、「世界を変えるキャッチコピー大賞」で大賞受賞、「こっぱっぱ大賞」で入賞。

 

出典: http://www.tbz.or.jp/aoya-washi/news/1612/

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